今回は「EC」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
その対策として、本ブログでは記事中に登場する一部の用語(※よくある青字下線表示をしてある)をクリックすると、別途その用語についてまとめた記事へ移動させるような形式を取っています。
そのまとめ記事の一部が本記事となります。
その為、まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
2.ECとは?
ECとは[European Community]の略称で、欧州共同体のことを指しています。
1967年に創立されました。
ECは、ECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)とEEC(欧州経済共同体)とEURATOM(欧州原子力共同体)を統合して新しく誕生した組織です。
何れも欧州(ヨーロッパ)の組織だったので、欧州の共同体というスッキリした名称になっていますね。
ECの加盟国は、フランス・ドイツ・イタリア・ベルギー・オランダ・ルクセンブルクの計6ヵ国でした。
この6ヵ国は原加盟国とも呼ばれています。
なぜそんな呼ばれ方をしているのかと言うと、このECが2022年時点のEUの前身となる組織に当たるからです。
一番最初の創立した時からのメンバーだからということです。
ちなみに、EC時点ではEUにある貨幣の統一や加盟国間の移動の制限の撤廃など、盛り込まれていない内容がそこそこあります。
そうして新たな決まりを増やしていく過程で、[Community(共同体)]という表現が[Union(連合)]に置き換わったそうな。
EUの3本柱の内の1本としてECが吸収されたという記述も見かけるので、実際どれが本当なのかよくわからないんですけどね…。
とりあえずEC⇒EUという順番だということだけ覚えておけば充分だと思います。
また、変遷は以下のようになっています。

3.まとめ
ECとは、欧州共同体のことを指しています。
以上、「EC」についてでした。