今回は「パケット」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.パケットとは?
パケット[packet]とは、普通に調べると[一封・小包]と出てきます。
IT用語としては、IPに従ってある長さに分割されたデータのことを指しています。
データの単位の一種という認識です。
大きなデータを“小包”で分けるイメージだからパケットと呼ぶのだと思います。
一つのパケットはヘッダ部とペイロード部で構成されます。
パケットの先頭に位置する制御情報が記述された部分。
送信したいデータ本体。
パケットのペイロード部には送信元のIPアドレス(住所)や宛先のIPアドレスも記述されていて、この情報をルータが読み取り、どのような経路でパケットを送信すれば目的地に辿り着けるかを考え、次に向かうべきルータを示してくれます。
こうして目的のIPアドレスに辿り着けるようになっているのです。
ちなみに、データを分割したパケットは一つの伝送路を順番に経由する形で送受信されます。
なんでわざわざパケットに分割するのかというと、エラー発生時の負担を軽減するためです。
仮に大きなデータを送信しようとした場合にパケットに分割せずにエラーが発生したとします。
すると、エラー復帰後にまた最初からデータを送信し直さなければいけなくなります。
ここでパケットに分割してあった場合、エラー発生前までのパケットは送信する必要が無くなるので、無駄を省けるわけです。
3.まとめ
パケットとは、IPに従ってある長さに分割されたデータのことを指しています。
以上、「パケット」についてでした。