今回は「TCP」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
その対策として、本ブログでは記事中に登場する一部の用語(※よくある青字下線表示をしてある)をクリックすると、別途その用語についてまとめた記事へ移動させるような形式を取っています。
そのまとめ記事の一部が本記事となります。
その為、まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
2.TCPとは?
TCPとは、プロトコルの一種です。
厳密には、データの通信の決まり事を指しています。
[Transmission Contorol Protocol]の略で、直訳で[伝送制御プロトコル]になります。
名前そのままの意味なんですね。
インターネットを形成するための決まり事としてIPというプロトコルが存在するのですが、このIP単体だとインターネットを形成するには不十分だったりします。
その足りない部分を補ってくれるプロトコルがTCPです。
その為、インターネットのプロトコルと言うとTCP/IPと記載されていることが多いです。
なので、この表示は『TCPとIPの両方のプロトコルを使用していますよ』という意味になります。
TCPは伝送のための経路を確立し、確実にデータの送受信を行うための決まり事です。
データを送ったらデータが届いたことを確認するという具合に慎重に・丁寧に通信を行う為、信頼性の高い通信を行うことが可能になります。
メールを送ったら毎回『メールが届きました』と返信されてくるようなイメージです。
その為、確認する分時間がかかるので通信は遅めになります。
これに対してUDPというプロトコルが存在します。
UDPはTCPと特性が反転していて、信頼性が下がる代わりに通信速度が速くなります。
セットで覚えてしまいましょう。
3.まとめ
TCPとは、データの通信の決まり事を指しています。
信頼性は高いけど遅めの通信が可能になります。
以上、「TCP」についてでした。