【WordPressの手引き】 WordPressアドレスを誤って変更してしまった場合の対処法

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私はWordPressを利用するにあたって、エディタは「Gutenberg」、サーバは「ConoHa」、テーマは「Cocoon」を選択しています。
この記事は、私が過去に困った際の解決方法をまとめています。
同様の条件で途方にくれている人がいましたら役に立つかもしれません。

今回は、「WordPressアドレスを誤って変更してしまった場合の対処法」について記述していきます。

1.症状について

WordPressの管理画面の設定項目に「WordPressアドレス」「サイトアドレス」が表示されています。
初期設定の段階で自分で決めたアドレスですね。

図1

私は、元々WordPressアドレスとサイトアドレスを全く同じものにしていました。

この状態から誤ってWordPressアドレスを変更してしまったところ、強制的にログアウトさせられ、ログイン画面の画像表示が不可になり、認証コードが読めないのでログインが不可能になりました
ブログ自体も文字化けと位置ズレの嵐で呪われたような画面になっていました

相当焦りました。

どうも、どのプラグインを使用しているかで症状は違うらしいですが、困ることには変わりはありません。

2.対処方法の大まかな説明

不具合が発生した原因は一目瞭然なので対処方法自体は簡単で、WordPressアドレスを元に戻せば良いだけです。

ですが、WordPressアドレスを元に戻そうとしてもWordPressにログインできないのでどうしようもありません。
『では、ログインせずにWordPressアドレスを変更しよう』、と言うのが本記事の趣旨です。

WordPressのデータはサーバに保存されている為、サーバに接続して保存されているデータを直接修正しましょう

具体的な方法は順を追って説明していきます。

3.ステップ① FFFTPをインストールしよう

まず、サーバとの連絡手段が必要ですので、FFFTPをインストールしましょう。
FFFTPは、サーバにファイルをアップロード/ダウンロード可能なソフトウェアです。
このようなソフトウェアをFTPクライアントソフトウェアと呼ぶようです。

窓の杜
「FFFTP」定番FTPクライアントソフト

32bit版と64bit版がありますので、対応する方をインストールして下さい。
一応『自分のPCが32bitか64bitかどこで見るんだっけ?』という方用に、私のPCの場合の参照場所の探し方を参考として載せておきます。

①画面左下のスタートメニュー(赤枠)を右クリックし、「設定」をクリックする。

図2

②「システム」をクリックする。

図3

③「バージョン情報」をクリックする。

図4

④「システムの種類」を確認します。私のPCの場合は64bitだということがわかりました。

図5

早速FFFTPを使っていきたいところですが、「FTPユーザー名」「FTPパスワード」が必要です。

『何それ?』となりますよね?安心して下さい。
メールフォルダを漁れば「FTPユーザー名」と「FTPパスワード」の通知があるはずです。

Xサーバーで契約した人なら

私はここでドツボに嵌まりました。
調べても調べても『メールで通知がある』or『知っている前提で何の説明も無い』の2択でしたので、とても混乱しました…。
ConoHaで契約した人は自分で設定しない限り「FTPユーザー名」も「FTPパスワード」も決まっていませんし、設定していてもそんな通知は来ません

Xサーバーの場合は初期設定で決めさせられるということなんですかね?
とにかく、ConoHa以外のサーバの方は次の手順を飛ばして「5.ステップ③ サーバと通信しよう」へ進んでどうぞ。

ということで、次は「FTPユーザー名」と「FTPパスワード」を設定しましょう。

4.ステップ② FTPアカウントの設定をしよう

まずは、ConoHaのコントロールパネルを開きます。
メールアドレスとパスワードを入力して、ログインしましょう。
ここのパスワードを忘れている場合は、ConoHaに連絡して下さい。

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ConoHaではレンタルサーバー、VPS(仮想専用サーバー)、Windows Serverなどのホスティングサービスを提供しております。充実のラインナップからご利用用途に合わせてお好きなサービスをお選びいただけます。

ログインをしたら、下図を参考に「WINGS」⇒「サイト管理」⇒「FTP」⇒「+FTPアカウント」とクリックします。

図6

すると、「FTPユーザー名」と「FTPパスワード」の入力画面が表示されるので、好きに設定して保存して下さい。

図7

これでFTPアカウントの設定は終わりですが、後で「FTPホスト名」が必要になる為、「サーバー管理」⇒「契約情報」をクリックして「ホスト名」をメモして下さい。

図8

これでConoHaのコントロールパネルはログアウトしてOKです。

5.ステップ③ サーバと通信しよう

早速、設定したFTPアカウントを使ってサーバと通信しましょう。

デスクトップにFFFTPのショートカットができている為、ダブルクリックします。
デスクトップにショートカットができていない場合は、「FFFTP.exe」ファイルを探して下さい。

FFFTPを開くと、以下のような画面が出てきます。

図9

最初にホストの設定をする必要があるので、「新規ホスト」をクリックします。
ホストとサーバは似たようなものだと思って下さい。

図10

ホストの設定をしましょう。
赤枠部分が入力必須箇所ですので、それぞれ以下のように入力して下さい。

ホストの設定名
⇒指定無し。好きな言葉を入力しよう!

ホスト名(アドレス)
⇒先程メモしたFTPホスト名。
ConoHa以外の人はメールか何かで通知がきているらしい。(1回目)

ユーザー名
⇒先程設定したFTPアカウントのユーザ名。
ConoHa以外の人はメールか何かで通知がきているらしい。(2回目)

パスワード/パスフレーズ
⇒先程設定したFTPアカウントのパスワード。
ConoHa以外の人はメールか何かで通知がきているらしい。(3回目)

入力を終えて「OK」を押したら前の画面に戻ります。
すると、先程入力した「ホストの設定名」がホスト一覧に表示されているので、それを選択した状態で「接続」をクリックして下さい。

図11

これで、サーバと通信が確立されました。
下図の赤枠部分にサーバ内のファイルが表示されるはずです。
接続がうまく行かない場合はどこかしら入力を間違っているので再確認して下さい。
ちなみに、黒塗り側はローカルのファイルが表示されています。

図12

6.ステップ④ サーバのデータを修正しよう

それでは、サーバに保存されているデータを修正しましょう。

①「public_html」をダブルクリックします。

図13

②自分のブログのアドレス名のフォルダが出てくるので、それをダブルクリックします。
基本は選択できるフォルダは1つしかないはずです。

図14

「wp-config.php」というファイルがあるので、右クリックして「ダウンロード」を選択してデスクトップに保存します。
このファイルを編集しますので、何かあった時のために編集前のデータのバックアップ取っておきましょう

図15

④デスクトップにダウンロードされた「wp-config.php」ファイルを右クリックして、「プログラムから開く」から「メモ帳」を選択しましょう。
これで「wp-config.php」ファイルをメモ帳で開けたので、どこでも良いので以下の文を付け加えて下さい。

define(‘WP_SITEURL’,変更前のWordPressアドレス’);

図16

やっていることは「WordPressのURLは〇〇です」と定義しているだけです。
私の場合、サイトアドレスと同じなので赤枠内のように入力しています。
入力したら上書き保存して下さい。

⑤上書き保存した「wp-config.php」ファイルを右クリックして「アップロード」を選択してサーバにアップロードします。
ちなみに、右クリックしなくても赤枠で囲ってあるボタンでもアップロードは可能です。

図17

これで、(応急処置ですが)WordPressアドレスが元に戻りました。
実際にログインしてアドレスを確認してみると、WordPressアドレス部分が灰色になって選択できなくなっています。
普通に使う分には何の問題も無い為、これ以上弄って大変な思いをしたくなければ放置でOKです。

図18

以上、「WordPressアドレスを誤って変更してしまった場合の対処法」についてでした。