【図脳rapidの手引き】 初めに知っておきたい基本的な使い方

CAD
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図脳rapid用のメモ・ヘルプです。
私が使用しているのは「図脳RAPIDPRO19」です。
使用バージョンによってやり方が異なる可能性があるので注意です。
この記事は、私が過去に困った際の解決方法をまとめています。
同様の条件で途方にくれている人がいましたら役に立つかもしれません。

今回は、初めに知っておきたい基本的な使い方について記述していきます。

1.初めに

本記事は『図脳rapidを起動したのが久々なせいで基本的なことさえ覚えていなかったので、最低限のメモを残しておこう』という理由で書いたものです。
なので、本当に基本的なことしか書いてません。
逆に言うと、初めて図脳rapidを使う方は読んでおくと地味に役に立つかと思われます。
最初はどこに何の機能あるかわからないですからね。

ちなみに、私が使ったことのあるCADツールはDraftSight、AutoCAD、図脳rapid、CR5000/CR8000です。
もっと早くブログ書き始めてればDraftSightの使い方もメモしておいたのになぁ…。(←もう忘れた)

2.図脳rapidの特徴

◎右クリックしながらドラッグで画面内移動が可能。

◎基本設定が範囲選択(選択した範囲に触れるオブジェクトを全て選択する)になっていて、範囲内包設定(選択した範囲内に完全に含まれるオブジェクトを全て選択する)にするには右クリックして逐次変更する必要がある。

◎右クリックの項目にショートカットキーが無い。
※ AutoCADでテキストを右クリックした後に”y”を入力すると複写ができるようになるといった機能を指します。

◎コマンド(図形移動、図形複写など)を使う度に右クリックから「コマンドを終了する」を選択しないと続けてコマンドを実行される。
ちなみに、ctrl+cなどのショートカットキーはこの範疇ではない。
一応補足ですが、オブジェクトとは線やテキストのことです。

◎PDFが妙に詳細に出力される。
※ AutoCAD比較。

3.文字の大きさを変える

方法1:テキストをダブルクリック→「設定」を選択→「寸法設定変更」ダイアログが表示されるので、そこで文字高・文字幅などを変更。

方法2:テキストを右クリック→「寸法属性変更」を選択→「寸法設定変更」ダイアログが表示されるので、そこで文字高・文字幅などを変更。

方法3:複数のテキストを選択した状態でダブルクリック→「寸法設定変更」ダイアログが直で表示されるので、そこで文字高・文字幅などを変更。

4.オブジェクトの色を変える

方法1:オブジェクトをクリックする → 画面左に「図形プロパティ」が表示されていればそこで色を変更可能。

方法2:オブジェクトをダブルクリック→「設定」を選択→「文字属性変更」ダイアログが表示されるので、そこで色を変更可能。

方法3:複数のオブジェクトを選択した状態でダブルクリック→「文字属性変更」ダイアログが直で表示されるので、そこで色を変更可能。

以上の方法で色が変更されなかった場合、オブジェクトがグループ化されていたり、色がレイヤ基準にされている可能性があります
グループ化されていた場合は右クリックからグループ解除、それ以外(多分レイヤの問題)については次の項目をご覧ください。

5.他の図面からコピー&ペーストした図の表示がおかしい

コピー&ペーストする場合はペーストした図が別レイヤ基準(ペースト先の図面基準)で表示されて、元図と異なる図形線種・図形幅・図形色になっていることがあります。
元図と表示が異なって困るという場合は、以下の手順を試してみてください。

どこでも良いので右クリック→「割込みコマンド」→「作図設定」を選択→「作図設定」ウィンドウが表示されるので、ここの表示が図形線種・図形幅・図形色になっているかを確認する
仮にレイヤ線種・レイヤ幅・レイヤ色になっていた場合、元図と異なる見た目になる可能性が高いです。

6.交点や中点などを認識するかどうかの設定をしたい

作図する際には線分同士の交点・円の中心点・端点などを基準として使用することがあるでしょうし、場合によってはフリーで描きたいので逆に認識しないで欲しいということもあるかと思います。
その設定をする方法です。

どこでも良いので右クリック→「割込みコマンド」→「サーチ設定」を選択→「サーチ設定」ダイアログが表示されるので、必要・不要の仕分けをしましょう。
近場に認識される点が複数ある場合の優先順位も設定可能です。

以上、初めに知っておきたい基本的な使い方についてでした。