今回は、「文字色の変更方法と色が変わらないことがある理由」について記述していきます。
1.文字色を変える
テキストをクリックする→画面右上のプロパティの項目に現在のオブジェクトの色が表示されているので、プルダウンから好きな色に変更。
この方法は「初めに知っておきたい基本的な使い方」でまとめた内容ですし、見やすい場所に表示されているのでわかりやすいですよね。
2.文字色を部分的に変える
テキスト全体ではなく、部分的に色を変更したいという場合があるかと思います。
そんな時は、テキストをダブルクリックして色を部分的に変更したい箇所を選択した状態で画面上の書式設定の項目に表示される色を変更しましょう。
すると、選択箇所のみ別の色になります。
この機能は便利なのですが、弊害もあるんですよね…。弊害→
3.文字色が変わらないことがある理由1:ブロック化
プロパティから文字色を変更しても色が変わらないことがたまにあります。
理由の1つが、選択したテキストがブロック化されているからです。
ブロック化されているオブジェクトはプロパティから色を変更しても色が変わることはありません。
ですが、プロパティ上は色が変わっているというややこしい状態になります。
ブロック化された文字色をどうしても変えたいのなら、ブロック化を一旦解除してから色を変更し、再びブロック化してください。
ブロック化に関しては以下の記事にまとめてあります。
ちなみに、ブロックをプロパティから別の色(白とする)に指定してからブロック解除したとしても、解除後の各オブジェクトは白にならずに元の色を保持します。
横着はできない仕様となってます♨
4.文字色が変わらないことがある理由2:文字色を書式設定から変更した弊害
文字色の変え方はプロパティからの変更と書式設定からの変更の2パターンありましたよね?
この書式設定の方法で文字色を変更してあった場合、プロパティの方法で文字色を変えても色が変化しません。
そもそも書式設定の方法で文字色を変更してある場合、プロパティの項目に表示されている色が見た目の色と一致しないです。
修正するには、一度プロパティの項目の色と書式設定の色を揃える必要があります。
ただ、揃える順番が決まっていることに注意です。
プロパティの文字色に書式設定の文字色を合わせるようにしてください。
つまり、手順としては以下のようになります。
①テキストをクリック
②画面右上のプロパティの色を黄色にする
③テキストをダブルクリック
④画面上の書式設定の色を黄色にする
この手順であれば、次からプロパティの色を変更するとちゃんと色が反映されるようになります。
逆の手順で色を変更した場合、書式設定では色が変わるけどプロパティからは色が変えられないという状態を維持します。
大体の方は簡単に色の変更が可能なプロパティからの変更方法を使っているので、忘れた頃にジャブのように効いてきたりします。
製図完了したから図面を全選択して文字色を統一してから印刷したのに色が変わっていないことがあったり…。
ご利用は計画的に、です。
以上、「文字色の変更方法と色が変わらないことがある理由」についてでした。