今回は「ペアリング」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.ペアリングとは?
ペアリング[pairing]とは、一対となる機器同士の認証設定・機能のことです。
スマートフォン(コンピュータ)とワイヤレスイヤホンのBluetoothを接続する設定時などによく耳にするのではないかと思います。
本来の英単語としての意味は[ペアにする・対になる]です。
ペアリングのイメージは、「連絡先を交換すること」です。
例えば、AさんがBさんに電話をしたいと思った場合、Bさんの電話番号を入力しますよね?
電話番号を入力するとBさんに電話がかかりますが、昨今は営業や詐欺の電話も多いので、知らない電話番号だったらBさんは電話に出ないかもしれません。
ですが、BさんがAさんの電話番号を登録していた場合は名前が表示されるので、『ああ、Aから電話か』と思って出てくれるわけです。
ここで言う電話番号がペアリングに値します。
一番最初に電話番号をお互いに登録しておくことで、Aさんが電話相手にBさんを指定した時に、BさんがAさんからの電話に出ることを承認しているんです。
こうすることで電話が成立しています。
この関係を通信においても築いているのです。
よくよく考えてみれば疑問に思うはずなのですが、仮に街中でスマートフォンと自分のワイヤレスイヤホンを繋ごうとした場合、Bluetoothに対応した機器は周りの人々が無数に持っているので、スマートフォンとしてはどのBluetooth対応機器と通信をすれば良いのかわからないんですよ。
ワイヤレスイヤホンとしても、知らない相手に通信するように迫られても承諾できませんよね。
だから、スマートフォンとワイヤレスイヤホンの間でお互いにあらかじめペアリングしておくのです。
こうすることで、スマートフォンからの名指しでの呼び出しに応答したワイヤレスイヤホンとの通信を確立しているのです。
なので、一度ペアリングしておくと、それ以降の通信は細かな認証作業が不要になります。
逆に言うと、ペアリング情報を失うと通信できなくなります。
相手を見つけるための指標が無くなるわけですからね。
普通に使用していればペアリング情報が消えるということはあり得ませんが、仮に消えたらもう一度ペアリングしましょう。
ペアリングの方法はその機器の説明書に書かれているので、それに従ってくださいね。
3.まとめ
ペアリングとは、一対となる機器同士の認証設定・機能のことです。
以上、「ペアリング」についてでした。


