今回は「プリアンブル」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.プリアンブルとは?
プリアンブル[preamble]とは、デジタル通信にて『これからデータを送信するよ!』と受信側に向けて通知するために、データ本体に先立って送信される決まったパターンのビット列のことです。
英単語としての[preamble]は、[前文・前置き]という意味です。
友達の家に遊びに行く場合、普通はいつ頃行くのか約束してから赴きますよね?
何も連絡をせずに家を訪問することは無いかと思います。
何故かと言うと、その時間はそもそも暇なのか確認する必要がありますし、もし暇だったとしても暇つぶしに外出したりしないで家に居てもらう必要があるからです。
唐突に遊びに行ったところで、相手側としては出迎える準備なんてできていない、知ったことでは無いですからね。
通信においても考え方は同じで、送信側が最初にデータを送ることを呼びかけないと、受信側はデータを受け取る準備をしてくれないんです。
そこで、一番最初の呼びかけとして用いられるのがプリアンブルというわけです。
ちなみに、プリアンブルは“決まったパターンのビット列”だと述べましたので、例を記載しておきます。
例えば、SMIというEthernetのインターフェースの場合、プリアンブルは32bitを全て“1”にして送信するように決められています。
要は、必ず最初は“11111111111111111111111111111111”が送られてくるんです。
3.まとめ
プリアンブルとは、デジタル通信にて『これからデータを送信するよ!』と受信側に向けて通知するために、データ本体に先立って送信される決まったパターンのビット列のことです。
以上、「プリアンブル」についてでした。