今回は「リボンに登録したショートカットキーを別のPCに引き継ぐ方法」についてです。
1.初めに
Excelには様々なコマンドが存在しますが、その中でも頻繁に使用するコマンドがあるかと思います。
私の場合、□や○などの各図形、テキストボックス、オブジェクトの選択なんかをよく使います。
これらの機能ですが、リボン(上部の「ファイル」や「挿入」など機能が表示されたエリアのこと)のどこにあるかを覚えていなければなりませんし、そもそも覚えていたとしても辿り着くまでが結構手間です。
そこで、クイックアクセスツールバーというものを編集することで、自分でショートカットキーを設定する方法が存在します。
やり方は別途まとめてあるので、気になる方は以下の記事を参照してください。

この設定ですが、PCを新調した場合、当然ながら再び自分でセットする必要があります。
なのですが、実はリボンの設定を別のPCに引き継ぐ方法があります。
ということで、今回はリボンに登録したショートカットキーを別のPCに引き継ぐ方法について解説していこうと思います。
ちなみに、ショートカットキーの設定はWordやPowerPointでもできるので、おそらくそれらでも同様に引き継ぎができます。
WordやPowerPointは個人的に使用頻度が低いから試したことないんですけどね。
2.リボンに登録したショートカットキーを別のPCに引き継ぐ方法
リボン設定を旧PCからエクスポートする
リボンの設定を別のPCに引き継ぐためには、旧PCにてリボンのカスタマイズファイルをエクスポートする必要があります。
このエクスポートファイルを新PCでインポートすることで、設定を読みだせるという寸法です。
まず、旧PCでExcelを開いて、[ファイル]から[オプション]を開きます。
Excelのオプション画面を開いたら、[リボンのユーザー設定]を選択します。
すると、右下の方に[インポート/エクスポート]というボタンがありますので、これをクリックしましょう。
クリックするとプルダウンが展開され、[ユーザー設定ファイルをインポート]と[すべてのユーザー設定をエクスポート]という選択肢が現れるので、[すべてのユーザー設定をエクスポート]を選択します。

これで現状のリボンの設定ファイルをどこに保存するのかを聞かれるので、デスクトップなど自分でわかる場所に保存しましょう。
デフォルトでは「Excel Customizations.exportedUI」というファイルが保存されます。
拡張子がexportedUIなので、エクスポートしたUI(ユーザーインターフェース)だと物語っていますね。
リボン設定を新PCへインポートする
新PCに適用したいリボン設定を旧PCからエクスポートできたので、次はこのファイルを新PCへインポートします。
手順は先程と同じで、今度は[ユーザー設定ファイルをインポート]を選択するだけです。
これで先程の「Excel Customizations.exportedUI」を読み込んであげましょう。
すると、『現在のリボンの設定が置き換えられるけど大丈夫?』と聞かれるので、[はい]を選択しましょう。

これで、リボンの設定が新PCにも適用されます。

以上、「リボンに登録したショートカットキーを別のPCに引き継ぐ方法」についてでした。