【食事の雑学】 ウィンナー・ソーセージ・フランクフルトの違いとは?

食事
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普段何となく食べているものを想像してみてください。
その食べ物についてよく考える、どうやって作られているのかなど、疑問点があるのではないでしょうか?
そんな突然沸いた疑問を解消するために情報収集した結果生まれたのが本記事に当たります。

今回は、「ウィンナー・ソーセージ・フランクフルトの違い」についての説明です。

1.初めに

人間の業が深い食べ物に肉の腸詰めがありますよね?
肉の腸詰めというとウィンナー・ソーセージ・フランクフルトなど様々な呼び方をされている商品を想像すると思います。

では、これらの違いって何でしょう?

祭りの屋台やコンビニにある太い串に刺してあるのはフランクフルトですよね?
イタリア料理だとボロニアソーセージなんてものも使われてることがありますね。
考え出すと何かよくわからないのではないでしょうか?

ということで、今回はウィンナー・ソーセージ・フランクフルトの違いについてまとめてみました。

2.結論

使用する腸の種類太さにより名前が決まっています。

ウィンナーソーセージ

腸の種類
太さ

:羊
:20mm未満

フランクフルトソーセージ

腸の種類
太さ

:豚
:20mm以上~36mm未満

ボロニアソーセージ

腸の種類
太さ

:牛
:36mm以上

これらはしっかりとJAS(日本農林規格)で定められているらしいです。
あくまで日本の規格なので、世界基準だと明確な基準というものは無いようです

これらを見てわかると思いますが、全部後ろに“ソーセージ”って付いてますよね??
そう、“ソーセージ”は肉の腸詰めの総称のことなんです。

3.ソーセージの作り方

違いに関してはこれだけなので、ソーセージの作られる手順についても触れていこうと思います。
漠然と肉の腸詰めとは理解していましたが、実際の工程は気になっていてまとめようとは思っていたので。

①ミンチにした肉に塩・ハーブ・香辛料などを練り合わせる。
この時点で焼けば普通にハンバーグになりますね。

②動物の腸に練り合せた肉を詰め込む。
肉を詰め込む入れ物のことをケーシングと呼ぶそうです。
昔は各種動物の腸のことをケーシングと呼んでいましたが、技術が発展するに連れ入れ物部分をコラーゲンなどを使用して作れるようになってきました。
なので、肉を詰め込む入れ物のことをケーシング、動物の腸を天然ケーシング、人工的な入れ物を人工ケーシングと分類するようになっています。

③加熱処理・スモーク処理をする。
普通に湯通したり、いわゆる燻製にするわけです。
燻製にするのは香り付けや保存性を高めるのが目的です。

4.名前の由来

次は各名前の由来についてです。

ウィンナー

オーストリアのウィーンで独自に販売したソーセージが有名になったことが由来と言われている。

フランクフルト

ドイツのフランクフルトで作られていたソーセージが由来と言われている。

ボロニア

イタリアのボローニャで作られていたソーセージが由来と言われている。

ソーセージ

確かな語源は不明。
ラテン語のSalsus(塩漬け)が由来だという説がある。

ウィンナー・フランクフルト・ボロニアは地名由来みたいですね。
その地で作られて有名になったから名称も地名にあやかっている、と。

5.じゃあ魚肉ソーセージって何?

ソーセージのあれこれは理解できたと思います。

最後に魚肉ソーセージについて触れていきます。

ウィンナー・フランクフルト・ボロニアはサイズやケーシングを指していましたが、魚肉ソーセージには魚肉ソーセージしかありませんよね?
何か決まり事はあるのか調べてみました。

結果、製品重量の内、魚肉は50%以上、植物性タンパク質は20%以下、 脂質2%以上、デンプン10%以下という数値がこれまたJAS(日本農林規格)により定められていたみたいです。
過去の話であって、2021年時点では廃止されているらしいですけど。

主に詰められている魚肉はスケソウダラです。
何も書かれていなければ基本スケソウダラです。安いから。

ケーシングは腸ではなくフィルムを使うのが一般的です。
…腸を使うとしたら一体何の魚を使うんだろうか?

以上、「ウィンナー・ソーセージ・フランクフルトの違い」についての説明でした。