今回は、「シートの追加/削除方法とシート名の変更方法」について記述していきます。
※CR8000を使用していた際のメモです。
1.初めに
回路図設計において、必要な回路が1シート(1ページ)にまとまることは少ないです。
ちょっとした変換基板を作ったりするだけなら1シートに充分収まりますが、CPUなどのICが出てきたら配線が複雑になりますからね。
なので、必要に応じてシートを増やしたり減らしたりすることがあるでしょう。
今回は、そんなシートの追加/削除方法に加えて、シート名の変更方法について記載していきます。
2.シートを追加する方法
シートを追加したい場合は、「シート」から「シートの追加」を選択しましょう。

すると、以下のような画面が表示されます。

仮に1シートだけ追加したい場合は、そのまま「OK」を押しましょう。
これだけでシートを追加できます。
作成される新規シートの命名則は、000~999の間で好きな数字を選ぶことが可能です。
ここで自動的に表示される番号は、使用されていない番号の中から若い数字が勝手に選ばれるので、こだわりが無いのならそのまま「OK」を押すのが早いのです。
複数シートを一気に追加したい場合は、「複数シートを作成する」にチェックを入れましょう。
すると、先程灰塗りだった「~」の右側の箇所が入力可能になります。
現状「001.sht」のみが存在する状態で002~005.shtを追加したいと考えた場合は、以下のように入力することでシートをまとめて追加できます。

3.シートを削除する方法
シートを削除したい場合は、削除したいシートをクリックした状態で「シート」から「シートの削除」を選択しましょう。
図1にも載ってますね。
ただ、注意点があります。
削除したいシートをダブルクリックして編集中の状態にしてください。
そうしないと、何故か選択が解除されて、編集中の状態になっている一番上のシートが削除対象に選ばれてしまいます。
図4では、005.shtを選択した状態で「シートの削除」を選んでいるのに、確認メッセージでは001.shtが選ばれてしまっているでしょう?

これで間違えて違うシートを消してしまうとその時点で上書き保存されてしまいますので、削除したシートを復元できなくなります。
すぐさまctrl+zで戻ろうとしても無理です。
この点は本当に注意が必要です。
また、削除したいシートを選んだ状態で右クリックし、「回路からシートを削除」を選ぶことでもシートを削除することが可能です。
こちらの方法の場合、寧ろ編集中だと選択肢が出て来なくなります。
なんでこんな差を設けているんですかね?

4.シート名を変更する方法
図5でこっそり出てきているのですが、シートを編集中では無い状態で選択して右クリックをすると、「シート名を変更」という項目が出てきます。
ここからシート名を000~999の間で変更することが可能です。
ナンバリングが微妙な位置のシートを削除すると、シート名が自動で詰められるということは無く、穴あき状態になります。

このままでは見映えが悪いので番号を詰めたいと考えるわけですが、シートを編集中だと「シート名を変更」という項目が出てこないの注意しましょう。
また、シート名に関してはshtファイルの名称を直接編集することでも変更可能です。

以上、「シートの追加/削除方法とシート名の変更方法」についてでした。