【FPの手引き】 株式の注文方法である指値注文・成行注文の違いと約定日・決済日の関係

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家庭を築いて子供が何人欲しいだとか、とにかくお金を稼ぎたいだとか、誰しも将来を夢見ることはあると思います。
ただ、どんな願いがあるにしろ、この世の中では“お金”が大切になります。
そのために、貯金をしたり、保険に入ったり、投資をしてみたり、色々とやり繰りしなければならないことがあるんですよね。
そんな人生設計の知識が関係するファイナンシャルプランナー(FP)について紹介していきます。

今回は「株式の注文方法である指値注文・成行注文の違いと約定日・決済日の関係」についてです。

1.初めに

証券会社に登録をしていざ上場企業から株式を実際に注文してみようとしてみると、おそらく初見の人はどう注文すれば良いのか困惑します。
何故かと言うと、売買注文ページに指値注文とか成行注文とかいう選択肢があるからです

前回解説した市場区分もそうなのですが、株式に関する専門用語って証券会社の取引ページでは知ってて当たり前扱いされていて、何も説明されていないということは珍しくないんですよね。
一応別途用意されたQ&Aには書かれていることもあるのですが…。

ということで、今回は株式の注文方法である指値注文と成行注文の違いについて解説していきます。

2.指値注文とは?

指値注文とは、売買価格を指定して注文する方法のことです。
文字通り、株価の定して注文する方法です。
“さしね”と読みます。

例えば、A社の株価が1,000円になったら100株の購入を考えていたとしたら、その通りに注文ができるのが指値注文です。
ただし、仮にA社の株価が990円になっていたタイミングで1,000円で100株購入の指値注文をしたとすると、990円で100株の購入取引が成立することがあります。
本来1,000円×100株=10万円で購入予定だったのが990円×100株=9万9千円で購入できるわけですので、千円得したことになります。
このように、指定した価格よりも有利な価格で取引が成立することがあるのです。

売却時も同じようにお得になるようになっていて、もし100株を1,000円で売却するように指値注文した際に株価が1,010円になっていたとしたら、1,010円で売却取引が成立することがあります。
基本的には投資家が損しないようになっていると思っておけばOKです。

ちなみに、指値注文は単元株での注文において可能ですが、単元未満株での注文には対応していないことが多いです
私はSBI証券を使っていますが、単元未満株の売買は後述の成行注文しかできません。
調べてみた感じだと楽天証券のみ単元未満株の指値注文に対応しているようです。
ただし、楽天証券だとリアルタイム取引では注文方法に関わらず手数料が一律0.22%かかるようなので、一長一短になっています。
SBI証券は手数料かからないですからね。

3.成行注文とは?

成行注文とは、売買価格を指定しないで注文する方法のことです。
いくらでもいいから兎に角今すぐ売買したい時に使えるリアルタイム約定の注文方式です。
注文した際の株価で売買が即時に行われます。

単元未満株の成行注文の注意点

成行注文は基本的に注文即売買が行われるものですが、今すぐ約定するのは単元株で購入する場合で、単元未満株で購入する場合は約定する時間が決まっています。
午前の注文の場合は12:30頃、午後の注文の場合は15時過ぎに注文が約定することになっています
これは、どの証券会社でも同じです。

何故そんなことになっているのかと言うと、単元未満株の売買は通常市場で直接売買されているのではなく、証券会社がまとめて市場で売買しているからです
色んな投資家が単元未満株の成行注文をするので、午前中の分・午後の分をまとめて証券会社が代わりに売買しているのです。
その為、同じ成行注文でも、単元株と単元未満株で約定するまでの時間が異なるという点は覚えておきましょう。

ちなみに、楽天証券だけは例外で、単元未満株の成行注文に関してもリアルタイム約定方式なので、即時売買が行われます。
楽天証券は全体的に少額投資をしやすいような設計をしているっぽいですね。

4.注文の優先度

株式は世界中の投資家が日々売買しているものなので、注文がこれでもかと殺到しています。
そんな注文を受けて証券会社は市場に売買注文を取り次いでいるわけですので、当然ながら注文を取り次ぐ順番に優先度が存在します

優先度にはいくつかのルールが存在します。

まず第一に、指値注文よりも成行注文の方が優先されます。
価格交渉してくる人(指値注文)と言い値で買おうとしている人(成行注文)がいるイメージなので、後者を優先するというだけの話です。

次に、指値注文の中でも優先順位が存在します。
具体的には、同一銘柄において複数の注文があった場合、売り注文の中では最も低い指値注文、買い注文の中では最も高い指値注文が優先されるルールになっています。
覚え方は、企業側目線で最も都合の良い株価で取り引きが成立するようになっていると思ってください。
例えば、1,000円で100株の買い注文と1,100円で100株の買い注文があった場合、企業側としては株価が高い状態で株式を買ってもらった方が都合が良いですよね?
同じ株式に対して、10万で買いたい人と11万で買いたい人がいるので、より高く売れる相手が優先されるというイメージです。

あとは、指値注文に関しては早い者勝ちの時間優先の原則があります。
同一銘柄で複数の指値注文があった場合、先に注文した人が優先されます。
まあ、当然ですね。

上記のルールに則って注文の優先順位が決定しているわけです。

5.注文の約定日と決済日について

株式の売買の注文をすると、約定(売買が成立)したタイミングで証券口座の保有株数や残高の情報が更新されます。
なので、この時点で株式の受け渡しとお金の処理が完了したように見えます。
ただ、実際は見かけ上の情報が更新されているだけで、処理自体は終わっていません
約定日と決済日は異なるのです。

具体的にどう違うのかと言うと、約定日(株式の売買が確定した日)を含めて3営業日目に決済(受け渡し)が行われます。
つまり、今日株式の売買が成立したとしても、実際に株式の受け渡しやお金の処理は未だ行われていないんですよ。
営業日とは土日祝日以外のことですので、約定日から土日祝日を除いて明後日に受け渡しが完了することになります。

では、何故そんなことになっているのかと言うと、単純に処理に時間がかかるからです。
株式売買の約定をしたのにもし証券口座上の表示が変わらなかったら、現在の株式取引状態がどうなっているのかわかりづらいでしょう?
だから、約定した時点で前倒しで反映だけしてくれているのです。

ちなみに、いつか解説する株主優待の権利付き最終日なんかは、この約定日と決済日の関係に関連してきます。

以上、株式の注文方法である指値注文・成行注文の違いと約定日・決済日の関係についてでした。