【資産運用の手引き】 外貨建て金融商品とは?外貨預金・外貨建てMMFなどについて解説!

金
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

家庭を築いて子供が何人欲しいだとか、とにかくお金を稼ぎたいだとか、誰しも将来を夢見ることはあると思います。
ただ、どんな願いがあるにしろ、この世の中では“お金”が大切になります。
そのために、貯金をしたり、保険に入ったり、投資をしてみたり、色々とやり繰りしなければならないことがあるんですよね。
そんな人生設計の知識が関係するファイナンシャルプランナー(FP)について紹介していきます。

今回は「外貨建て金融商品・外貨預金・外貨建てMMF」についてです。

1.初めに

これまで株式投資や投資信託の解説をいくつかしてきましたが、基本的には日本国内に限った話だけしてきました。
日本に住んでいるのだから、日本の仕組みを解説するのがまず第一ですからね。

ただ、当然ながら外国の金融商品も存在します。

外国の金融商品を購入しようとした場合、日本国内の金融商品を購入する場合との決定的な違いがあります。
それは、外国の通貨が必要になるという点です。
100ドルで売られている商品があったとして、日本円で購入できるわけないでしょう?

今回は、そんな外国の金融資産に関わってくる外貨建て金融商品というものについて簡単に解説していこうと思います。

2.外貨建て金融商品とは?

外貨建て金融商品とは、取引価格が日本円ではなく米ドルやユーロなどの外国通貨で運用されている金融商品の総称です。
まあ、名称そのままですね。

外貨で運用されているので日本円を外貨に両替して運用する必要があり、為替レートの変動が利益にも損失にも影響するのが最大の特徴です。
為替レートについては別の記事で詳しく説明しますが、とりあえずここでは“日本円と外国のお金を交換する時の交換比率のこと”だと思っておいてください。

例えば、アメリカの通貨である“ドル”がありますが、その時々の日本とアメリカの情勢によって1ドルの価値が140円だったり160円だったりと変動します。
ある外貨建て金融商品を1,000ドルで購入していたとして、購入時点の為替レートが1ドル=140円だったとします。
これが放っておいたら1ドル=160円に変化していたとすると、外貨建て金融商品の日本円換算の価値が140,000円から160,000円に変化します。
つまり、資産価値が20,000円増えるんですね。
このように、外貨建て金融商品は為替レートの影響が大きいのです。

他の特徴としては、日本より外国の金利の方が高いことが多いので利子収入を得やすい・円以外の通貨に分散投資できるなどのメリットがあります。
反面、手数料が高めになっていたり、為替レートの影響で逆に金融商品の価値が下がる可能性もあります。
当然ながら、元本も保証されるわけではありません。
その辺りのリスクも許容する必要があるのです。

ちなみに、仮に外貨建て金融商品の取引をしたい場合は、証券会社にて外国証券取引口座を開設する必要があります。
国内株式口座とは別に開設が必要なのです。
ここも面倒な点ですね。

3.外貨建て金融商品の種類

外貨建て金融商品の説明をしたので、実際にどのような外貨建て金融商品が存在するのかを簡単に紹介していきます。

種類としては、以下のようなものがあります。

  • 外貨預金
  • 外貨建てMMF
  • 外貨建て債券
  • 外貨建て株式
  • 外貨建て投資信託
  • FX

外貨預金・外貨建てMMF・FX以外はほぼ名称そのままなので、この3つ以外の説明は簡単に流しますね。

外貨預金

外国通貨で行う預金のことです。

仕組み自体は円預金と同じなのですが、所々異なる点があります。

まず、預金保険制度の対象外です。

預金保険制度とは、銀行が倒産した時に利用者のお金を守るための国の保険制度のことです。
入金している銀行が潰れたとしても、そのお金は国が保証してくれるのです。
1つの銀行ごとに、“1人当たり元本1,000万円+その利子まで”という制限がありますけどね。
みずほ銀行に1,000万円、三菱UFJ銀行に1,000万円のように分散していれば資産は守られるということです。
これが対象外になるので、結構なリスクです。

次に、外貨定期預金にした場合、原則中途解約ができません。

日本円の定期預金も原則は中途解約できないと建前上はなっていますが、実際のところがなんだかんだで中途解約できます。
なのですが、外貨預金の場合は、その中途解約の条件が厳しくなります。
建前ではなく、本当に不可能なところも普通にあります。
外貨普通預金なら解約は自由なんですけどね。
全体的に為替リスクを全面的に銀行側が負ってたり、コストが高いので制限が多くなっているという認識で問題無いです。
これらに加えて為替リスクもあるので割とデメリットが多いのですが、その分金利が高めなことがあります。

ちなみに、利子は利子所得(20.315%の源泉分離課税)として自動的に銀行から差し引かれますが、為替差益は雑所得という扱いになります。
雑所得というのは、いろんな理由で発生する利益をまとめた枠組みです。
副業の利益・ポイントの換金・FXの利益・仮想通過の利益なんかも雑所得扱いです。
為替の影響などの不特定要素によって出た利益は全部雑所得なのです。

この雑所得は自分で計算して申告が必要な場合もあります。
ということで、私個人としてはリスクと面倒くささが勝つので外貨預金に手を出す気はないです。

外貨建てMMF

MMFとは、[Money Management Fund/マネー・マネジメント・ファンド]の略称です。
[安全性の高い短期金融商品に投資するファンド]という意味になります。

安全性の高い短期金融商品というのは、短期国債や外国の優良企業の短期債などを指しています。
要するに、外国通貨で行う公社債投資信託が外貨建てMMFです。
売買手数料がかからず、いつでもペナルティ無しで自由に解約できるので、比較的安全性の高い外貨建て金融商品です。
まあ、元本保証はされませんが。
値動きはかなり小さいので、余程のことが無ければ0にはなりませんけどね。

外貨建てMMFの場合、外貨預金のように利子所得と為替変動による為替差益のように2種類の所得形態があるわけではなく、全部まとめて投資信託の利益として扱われます。
為替差益も含めた譲渡所得(買ったものを売って利益が出たときの利益のこと)に対して、20.315%の申告分離課税(他の所得とは混ぜずにその利益だけを分けて税金を計算する仕組み)になります。

外貨建て債券

外国通貨で発行される外国企業の債券のことです。
利子の支払いも満期の返済も、外貨で実行されます。
利益の扱いは外貨建てMMFと同じです。

外貨建て株式

外国通貨で外国企業の株式を直接買います。
株価の値動きで損益が変化しますし、為替差益も出ます。

利益の扱いは、外貨預金のように利子と為替差益で分かれるのではなく、国内株式と同じような扱いになります。
売却益(キャピタルゲイン)が譲渡所得(20.315%)、配当金が配当所得(20.315%)です。

外貨建て投資信託

外国通貨で運用される投資信託のことです。
外国株式や債券に投資します。
利益の扱いは外貨建てMMFと同じです。

FX

FXは、円を売ってドルを買ったり、反対にドルを売って円を買うといった外貨売買をして、為替レートの変動で利益を狙うタイプの取引です。
ちゃんと説明すると長くなるので、詳しくは次回の記事でまとめます。

以上、「外貨建て金融商品・外貨預金・外貨建てMMF」についてでした。