【基礎から学ぶ情報技術】 ダイアログボックスとメッセージボックスの違い

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私の専攻は電気系なのですが、電気電子系の仕事とIT系の知識は切っても切れない存在となります。
回路設計をしても、それを動かすCPUはソフトウェアが無いと動かないですからね。
本記事は、IT系の分野で疑問を持ったり知っておいた方が良いと個人的に思った内容についてまとめたものとなります。

今回は、「ダイアログボックスとメッセージボックスの違い」についての説明です。

1.初めに

PCに新しくアプリケーションを入れる際、固有のセットアップ画面が表示されますよね?
とにかく画面に表示される指示通りに順序を追って進めていけばインストールが完了するので、初心者にはうれしい機能です。

そんな機能画面ですが、「次へ」とか「OK」とかのボタンが表示されますよね?
あのボタンの付いた枠?ボックス?には実は名前があり、ダイアログボックスメッセージボックスの何れかになっています。

今回は、ダイアログボックスとメッセージボックスがそれぞれどんなものを指しているのかを簡単に説明していきます。

2.ダイアログボックスとは?

ダイアログボックスとは、英語で[dialog box]と書きます。
[dialog]の意味は[会話・対話]です。

コンピュータの設定を弄っていると、設定変更時にウィンドウの最前面へ「設定を変更しますか?[はい][いいえ]」と言った内容の小さなメッセージが表示されることはありませんか?
あれがダイアログボックスです。

具体的には、ユーザへ何かしらの入力(※ ボタンを押す操作も入力に当たる)を促すためのウィンドウのことをダイアログボックスと呼びます。

ここで入力した内容によってその後の動作が変わります。
コンピュータがユーザに対して『これどうする?』と返事を求めて、それに対してユーザが返事をしているので、会話[dialog]が成り立っている=ダイアログというわけですね。

3.メッセージボックスとは?

メッセージボックスとは、英語で[message box]と書きます。

コンピュータの設定を弄っていると、設定変更時にウィンドウの最前面へ「設定を変更しました。[OK]」といった内容の小さなメッセージが表示されることはありませんか?
あれがメッセージボックスです。

具体的には、ユーザへ情報を伝えることを目的としたウィンドウのことをメッセージボックスと呼びます。
確認のために表示されているだけなので、[OK]や[キャンセル]などのボタンをクリックすると役目を終えて普通に消えます。

4.ダイアログボックスとメッセージボックスの違い

ダイアログボックスとメッセージボックスの違いはわかったかと思いますが、一応まとめておきますね。

ダイアログボックスは入力を促すが、メッセージボックスは結果を表示する・情報を伝えることを目的としている。
ダイアログボックスは、[はい]と[いいえ]のような複数の選択肢があったり、文字入力画面が表示されたりする。
それに対してメッセージボックスは、[OK]のように選択肢が一つしかない。

これだけの違いなんです。

5.ポップアップについて

ダイアログボックスとメッセージボックスと似たような用語としてもう一つ、ポップアップというものがあります。

ポップアップとは、英語で[pop-up]と書きます。
ポップコーンと同じ“ポップ”です。
コーンの粒がポンッと膨らむのと同じように、Webページを閲覧していると自動的に表示されるウィンドウ、またそのウィンドウが表示される仕組みのことを指しています。

つまり、ダイアログボックスやメッセージボックスはポップアップでもあるんですね。
ややこしいので、表示される仕組みのことだけをポップアップと呼ぶのが個人的には良いと思います。

インターネットで検索してWebページを閲覧していると、たまに新たなウィンドウが勝手に立ち上がって最前面に表示されることはありませんか?
広告だったり、注意書きなどの重要なメッセージだったりです。
あれがポップアップです。

中でも特に広告に関してはポップアップ広告と呼ばれていて、忌み嫌われています(笑)
確かに目線はそちらに行くけど、視界が遮られて正直邪魔ですからね。
不快に思うだけでなくコンピュータにそこそこ負荷がかかる為、ポップアップをオフにしたり、ポップアップを表示しようとしている場合は事前に知らせてくれるポップアップブロック機能なんてものも存在します。
たまに「ポップアップをブロックしました。」とか「ポップアップの表示を許可しますか?」というメッセージが出ることがあるのはこの機能が働いている証拠です。

以上、「ダイアログボックスとメッセージボックスの違い」についての説明でした。