今回は「FMEA」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.FMEAとは?
FMEAとは、[Failure Mode and Effects Analysis]の略称です。
直訳すると[故障モードと影響解析]になります。
要するに、製品に起こり得るリスクとその影響度を考え、リスクを未然に防ぐための管理手法がFMEAです。
何に対するFMEAなのかは、○○FMEAと表現することで区別します。
例えば、工程FMEAと言ったら製品の製造工程のFMEAのことを指しているわけです。
ある機械は動作時の振動でほんの少しずつ部品Aが摩耗していくと考えられたとします。
なので、部品Aは定期的に交換し、いつ交換したかがわかるようにチェックリストを用意して管理したとします。
こうすれば、部品Aが摩耗することにより出来上がる製品の品質が劣化するのを防いだり、部品Aの故障を防いだり、部品Aの故障による二次被害を防いだりとリスク回避はできますよね?
こんな感じに、『もし○○が発生したら?』という場面を考え、あらかじめ対策しておくことでリスクを未然に防ぐ考え方がFMEAに当たるとイメージしましょう。
厳密にはもっとガチガチに評価・管理するものなので、実際のFMEAの考え方を詳しく知りたい場合は別途調べてみてください。
3.まとめ
FMEAとは、製品に起こり得るリスクとその影響度を考え、リスクを未然に防ぐための管理手法のことです。
以上、「FMEA」についてでした。