【基礎から学ぶ電気回路】 起電力と内部抵抗が等しい電圧源を複数並列に繋いだ場合の考え方

電気電子
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電気電子系は難しいイメージを持たれがちですが、基本から順番に抑えていけばそれほど難しいものではありません。
どんな分野にも言えることですが、最初はよくわからないものですから。
本記事では、電気初心者の方でもわかりやすいように、電気回路を理解するための基本中の基本から順を追って解説していきます。
まずは、直流回路についてです。

今回は、「起電力と内部抵抗が等しい電圧源を複数並列に繋いだ場合の考え方」についての説明です。

1.ポイント

全く同じ電圧源を並列に繋ぐとどうなる??

起電力は据え置きで内部抵抗だけそのまま残る。

2.起電力と内部抵抗が等しい電圧源を複数並列に繋いだ場合の考え方

「電圧源と電流源の接続方法の注意点」の説明にて、全く同じ電圧源(起電力と内部抵抗が等しい)なら並列接続しても問題は無いと述べました。
今回は、実際に接続した際の考え方について簡単に説明していきます。

図1のように起電力5[V]、内部抵抗0.2[Ω]の直流電源を並列接続して、0.4[Ω]の抵抗に繋いであるとします。
この時、0.4[Ω]の抵抗に流れる電流と消費される電力がどうなっているか考えてみましょう。

図1

まず、全く同じ電圧源を並列に繋ぐとどうなるかと言うと、起電力は据え置きで内部抵抗だけそのまま残ります。

電圧源を並列に繋いだ箇所のみ抜き出して考えると、端子AB間の電圧は5[V]で一定になっていることがわかります
起電力5[V]がいくら並列になろうがここは変わらないのです。
ということは、5[V]の電圧が内部抵抗0.2[Ω]の並列回路にかかっていると見なすことができます。

なので、内部抵抗同士で合成抵抗を求めて、それに起電力をそのままくっつけた形になるわけです。

図2

あとはただの直列回路なので、普通に計算すればOKです。

図3

I=V/R=5/0.5=10[A]
P=RI2=0.4×102=40[W]

以上、「起電力と内部抵抗が等しい電圧源を複数並列に繋いだ場合の考え方」についての説明でした。