「フランダースの犬」の有名なラストシーンに到る経緯を簡単に紹介!

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私は毎週カラオケに行って機種はJOYSOUNDを選択しているのですが、最近は「みるハコ」などの宣伝ムービーが垂れ流されているのをよく目にします。
その中で昔のアニメの部分紹介のようなものがあり、「フランダースの犬」が特集になっていました。

「フランダースの犬」と言えば、なんか教会のような場所でネロとパトラッシュが息を引き取るシーンを連想しますよね?
そこでふと思ったんですよ。
『最期のシーンだけ知っていてなんでそうなったのか知らねえな』と。

そのシーンだけTVで取り上げられたりするから知っているだけで、見たことなければ知っているはずがないんですよ。
知っているのが当たり前だと思っている方が居たらジェネレーションギャップを思い知ってください(笑)

ということで、経緯を超簡単にまとめてみました。
ネロ以外は全て脇役のような扱いで書いています。
あくまで私と似たような経緯だけ知りたい人向けの記事なので、ガチ勢はブラウザバック推奨です。
アニメを見るつもりはないけど内容が気になる、だけど時間は取られたくない
そんなあなたに最適になっています。

まず最初に言っておくと、「フランダースの犬」はイギリス人作家が原作で、日本のアニメの内容はオリジナル要素を多分に含んでいるみたいです。
ただし、結末が変わるわけでもないので、日本のアニメについて書きますね。

ベルギーのフランダース地方にて少年ネロはミルク運搬業を営みつつ祖父と二人で暮らしていました。
画家を夢見るネロはアントワープの聖母大聖堂で高価な観覧料を必要とする祭壇画をいつか見たいと思っていましたが、貧乏なネロにとっては夢のまた夢です。

ある日傷つき捨てられた犬を拾い、その犬に「パトラッシュ」と名付けて飼うことにしました。
元気になったパトラッシュとネロは固い友情で結ばれました。

貧しいながら慎ましく生きていたネロですが、冬の寒い時期に不幸が重なります。
放火犯の濡れ衣を着せられる・同業他社(?)に仕事を奪われる・祖父が死ぬ・家賃を滞納して小屋から追い出されるという踏んだり蹴ったりな目に合い、極めつけにクリスマス前日に街で開かれている絵画コンクールに落選して絶望します。

失意のネロはパトラッシュを連れて村へ戻る途中で財布を発見します。
その財布を持ち主に届け、パトラッシュの身柄も託して去るネロ。

ネロは最期の力を振り絞って聖母大聖堂へとたどり着きました。
最期に祭壇画をどうしても見たかったからです。
そんなネロを追いかけ駆けつけて寄り添うパトラッシュ。

「 パトラッシュ、疲れたろう。 僕も疲れたんだ。 なんだかとても眠いんだ、パトラッシュ」

ネロとパトラッシュはクリスマスを迎えた朝に冷たくなって発見されるのでした。

(フランダース地方の犬で最期のシーンは聖母大聖堂か。)

悪いことが重なってメンタルがやられて夢も希望も無くなった末の終わり方だったんですね。
祭壇画を見るという夢を叶えたので安らかに逝った点だけが救いですかね?

絵画コンクールは2位で才能を見抜いた人が身元引受人になろうとしたり、放火の冤罪を謝ろうと村人たちがネロを探したりしているので、どこかで何かが少し違っていれば結末が変わっていただろうという点がより一層悲劇を演出していますね。
そもそも正常な精神状態なら『コンテスト落ちた、死のう』とはならないだろうし。
また来年頑張るだけの希望が持てなかったんですね。

原作だとネロの失踪に気付かずに村人総出でクリスマスパーティーをしていたり、アメリカでは救いが無さすぎるという理由でネロが息を吹き返したりと国によっては展開が全く違うようなので、興味があったらちゃんと見てみるのも良いんじゃないかな?
アメリカフリーダム過ぎるだろ。

ちなみに、イギリス人作家の書いた作品なのでベルギーでは別に有名ではなく、そもそも評価もあまり高くない模様。