今回は「キャッシュ」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.キャッシュとは?
キャッシュとは、英語で[cache]と書きます。
意味は[隠し場所]です。
[現金]を指す[cash]とは微妙に綴りが違います。
キャッシュとは、閲覧しているWebページのデータを保存しておく仕組みのことです。
よく読む本とかよく使用する調味料って手に取りやすい位置に置きませんか?
これと同じで、よく閲覧するWebページを素早く読み込めるようにした工夫がキャッシュです。
具体的には、メモリ領域にWebページのコピーを保存しています。
通常、インターネットでWebページを閲覧する場合、以下のような手順を踏んでいます。
①Webブラウザを開く。
②Webサーバに閲覧したいWebページをリクエストする。
③WebブラウザがWebサーバからWebページの情報を受け取る。
④Webページを閲覧する。
仮にキャッシュが残っている状態で『もう一度あのWebページが見たいな』と思った場合、②③の手順がなくなって手順が簡略化されます。
だからWebページを素早く読み込めるようになっているのです。
あくまでコピーなので、Webページの内容が更新されている場合は最新ではない情報が表示されてしまうという点は注意が必要です。
まあ、その場合はF5キーを押して内容を更新すればいいんですけどね。
ちなみに、キャッシュはCPUに内蔵されているキャッシュメモリに保存されます。
キャッシュメモリはCPUとメインメモリの通信を補う高速なメモリのことです。
メインメモリよりも応答速度が速いので、キャッシュメモリにキャッシュを保存しておくことでよりスピーディーに高速処理を行っているという背景もあります。
ただ、キャッシュを必要以上に増やすと無駄な処理が増えてしまうので、逆に動作が重くなり兼ねないので注意しましょう。
Webブラウザの設定を開けばどこかしらにキャッシュの項目が存在するので、コンピュータの動作が重いと思ったらキャッシュを消去してみるのも良いかもしれません。
3.まとめ
キャッシュとは、閲覧しているWebページのデータを保存しておく仕組みのことです。
以上、「キャッシュ」についてでした。