今回は「BIOS」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
その対策として、本ブログでは記事中に登場する一部の用語(※よくある青字下線表示をしてある)をクリックすると、別途その用語についてまとめた記事へ移動させるような形式を取っています。
そのまとめ記事の一部が本記事となります。
その為、まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
2.BIOSとは?
BIOSとは、英語で[Basic Input/Output System]と書きます。
直訳で[基本入出力システム]です。
読み方はバイオスです。
BIOSはファームウェアの一種で、コンピュータ起動時のOSの読込や基本的な入出力に関わるプログラムを指しています。
BIOSはコンピュータの電源を入れると真っ先に起動するプログラムで、システムを初期化して利用可能な状態にしたり、ハードディスク(コンピュータのデータやプログラムを保存する記憶装置)を動作させたりする役割を持ちます。
OSとは、PCやスマートフォンなどのコンピュータを操作するための根幹を担うシステム(ソフトウェア)のことです。
OSが動くために必要なデータはハードディスクに保存されています。
なので、そもそもそハードディスクが動いていないとOSも動けません。
よって、ハードウェアやOSを動かす役割を持つプログラムが必要になります。
そのプログラムがBIOSなのです。
実は、BIOSはマウス・キーボードといったハードウェアを制御する役割も担っているので、デバイスドライバ(コンピュータに接続する周辺機器を動作させるためのソフトウェア)と意味を混同されることがあります。
そんな時は動作する順番を意識しましょう。
BIOSが動いて、OSが動いて、その後にデバイスドライバが動きます。
一番最初に動くのがBIOSです。
OSが動かないとデバイスドライバも動きません。
実際のところ、簡易的な準備をBIOSが行い、その内容を引き継いで本格的な動作をデバイスドライバが行うようになっています。
だからBIOSとデバイスドライバはやっていることはそんなに変わらないのです。
順番は明確には違うけど。
ちなみに、BIOSの保存場所はマザーボードの不揮発性のROMです。
3.まとめ
BIOSとは、コンピュータ起動時のOSの読込や基本的な入出力に関わるプログラムのことです。
単純に、電源をONしたら一番最初に発動するプログラムと覚えておきましょう。
以上、「BIOS」についてでした。