【基本がわかる用語解説】 電解液とは?

用語

普段使いしているけどよくよく考えると説明が難しい単語ってありませんか?
この記事は、私が疑問に感じた用語について調べてまとめたものとなっています。
イメージ重視で『ああ、そんな感じか』と理解したい人向けです。

今回は「電解液」についてです。

1.初めに

わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。

残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。

その対策として、本ブログでは記事中に登場する一部の用語(※よくある青字下線表示をしてある)をクリックすると、別途その用語についてまとめた記事へ移動させるような形式を取っています。
そのまとめ記事の一部が本記事となります。
その為、まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。

用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。

2.電解液とは?

電解液[Electrolyte Solution]とは、イオン性物質を水などに溶解させて作った電気伝導性を有する溶液のことです。
電解質溶液イオン溶液と呼ばれることもあるらしいです。

あらゆる物質は原子という粒子で構成されています。
この原子は以下のような構造をしています。

図1

原子は、核が陽子(正/+の電気を帯びていると言う)中性子(電気を帯びていない)で構成されており、核の周りを電子(負/-の電気を帯びていると言う)が回っています。

通常、陽子と電子の数は等しいので原子には極性が無いです。
ですが、電子は外的要因などで比較的自由に移動してしまうので、プラスとマイナスのバランスが崩れてしまってプラスorマイナスの電気を帯びている場合があります。
この原子のことをイオンと呼びます。

原子は極性が無い状態が通常なので、イオンの状態だと不安定で、何かきっかけがあれば元の状態に戻ろうとします
電子が足りないなら電子を受け取ろうとしますし、電子が多いなら電子を放出しようとします。
そんな物質を水に溶かしこんであるので、電解液の電気伝導性が高くなるわけです
電子の移動=電気の流れですからね。

電解液というとあまり身近に感じないかもしれませんが、乾電池に使用されています。
乾電池は二種類の金属板と電解液で構成されていて、組み合わせを変えることで特性が変化します。
マンガン電池とかニッケル水素電池のように乾電池に色んな種類があるのはこの組み合わせが異なるからです。

ちなみに、イオン性物質さえ溶けていれば電解液と呼ぶので、食塩水も電解液ということになります。

3.まとめ

電解液とは、イオン性物質を水などに溶解させて作った電気伝導性を有する溶液のことです。

以上、「電解液」についてでした。

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