【基本がわかる用語解説】 漏電とは?短絡と地絡との違いと併せて解説!

用語
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普段使いしているけどよくよく考えると説明が難しい単語ってありませんか?
この記事は、私が疑問に感じた用語について調べてまとめたものとなっています。
イメージ重視で『ああ、そんな感じか』と理解したい人向けです。

今回は漏電と地絡」についてです。

1.初めに

わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。

残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。

なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。

2.漏電とは?/地絡とは?

漏電[leakage]とは、正常なら電気が流れていない箇所に電気が流れている現象を指しています。
気がれる」なので、意味は想像できますね。

装置内に配線されている電線は、電気が流れる導体を電気を流さない絶縁体で覆って保護されています。
ですが、仮に絶縁体に傷が付いて導体が露出してしまっていた場合、そこから装置の筐体が繋がってしまうかもしれません。
そうすると、装置の筐体にも電気が流れた状態になります
この状態が漏電です。
何かしらの原因で絶縁不良になった結果、漏電するということですね。

混同しやすい用語としては、短絡地絡が挙げられます。

短絡は、電位差のある2点間が抵抗の小さな物体により繋がってしまう状態のことです。
電源の+側と-側が銅線で直接繋がったりしてしまうと、それは短絡と呼びます。

短絡すると抵抗の小さな物体に大電流が流れてしまうので、発光・発火・焼損などに結びつきます。
漏電でも発光・発火・焼損に結びつく可能性はありますが、漏電の場合は見た目上特に変化が無いということもあります。
まあ、触れると人体に電流が流れ込んでくるので感電しますが…。

短絡については別途詳しくまとめてありますので、気になったら以下の記事も確認してみてください。

地絡は、機器の絶縁不良などによって大地に電流が流れている状態のことです。
要するに、漏電した電気が大地へ流れていく状態を指しています。
その為、地絡は漏電の一種と捉えることができます。

ちなみに、私はインパルス試験機というノイズを与える試験装置を使用している際、インパルス試験機が漏電していたので感電したことがあります。
滅茶苦茶痺れただけで、大したことにはならなかったですけどね。
動いている試験機の筐体はあまり触らないようにしよう!

3.まとめ

漏電とは、正常なら電気が流れていない箇所に電気が流れている現象のことです。
地絡は、機器の絶縁不良などによって大地に電流が流れている状態のことです。

以上、「漏電と地絡」についてでした。