今回は「インジケータ」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.インジケータとは?
インジケータとは、動作状況を示す機器のことです。
[indicator]は[指標]という意味なので、機器がどんな状況にあるのかを示す指標を指しているわけです。
例えば、以下のようなものがインジケータと言えます。
・PCの電源を入れると、対応したLEDが点灯する。
・USBメモリをPCに接続すると、USBメモリが通信している間はLEDが点灯する。
・試験機が動作している最中はWarningという赤色LEDが点滅する。
「電源が入っているか/電源が入っていないか」、「通信をしているか/通信をしていないか」、「試験機が動作しているか/試験機は動作していないか」というような機器の状態を表すためにLEDが点灯/消灯しているでしょう?
無線接続しているルータも、SwitchやPS5などのゲーム機も、身の回りの機器は「今どのような状態を表しているのか」を何かしらの方法で表現しているはずです。
これらがインジケータなのです。
仮にインジケータが無かった場合、スリープモードに入ったPCと電源がそもそも入っていないPCの見分けがつかなくなったりするわけですね。
その程度の影響ならそこまで気にする必要が無いかもしれませんが、動作中の試験機についてはどうでしょう?
もしイミュニティ試験(供試品に電気的ノイズを印加する試験)なんかを行っている試験機に触れた場合、試験機が漏電していて感電する可能性があります。
※私は実際に感電したことがあります。
モノによってはインジケータが無いと危険な場合もありますし、そもそも機器の状態を知れると便利なので、大概の機器にはインジケータが存在すると覚えておきましょう。
ちなみに、ソフトウェアが操作画面上で「正常に動作を完了しました」とか「エラーが発生しました」というメッセージを出してきたりする表示要素のこともインジケータと言います。
人が視覚的に状態を読み取れるような要素は大体インジケータと呼ぶんですね。
3.まとめ
インジケータとは、機器がどんな状況にあるのかを示す指標のことです。
以上、「インジケータ」についてでした。