今回は「ミドルウェア」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.ミドルウェアとは?
ミドルウェアとは、OSとアプリケーションの中間に位置するソフトウェアのことです。
英語の綴りは[middleware]です。
コンピュータを動かすためのソフトウェアはOSかアプリケーションに二分されます。
簡単にまとめると、OSがコンピュータの根幹を担うソフトウェアで、OS以外の応用的なソフトウェアがアプリケーションです。
この二つの中間管理職みたいなソフトウェアがミドルウェアです。
『それだとソフトウェアはOS・ミドルウェア・アプリケーションの三分なのでは?』と疑問に思ったのですが、何故かいくら調べてもOSとアプリケーションの二分という説明しか出てきません。
不思議ですねぇ…。
イメージしやすくするためにちょっとした例を挙げていきますね。
今、勉強用に基本編と応用編の教材が手元にあるとします。
基本編を読み終えたので応用編の教材を読み始めてみたところ、応用編が専門的過ぎて所々意味が分からなかったとします。
このままだと応用編の知識も使えるには使えますけど、すべてを引き出せるわけではなく、非効率的でもったいないです。
そこで、ちょうど中間に当たるレベル・難易度の教材(中級編?)を使って勉強してみます。
そうすれば応用編に対する理解が深まりますよね?
基本編の知識をベースとして中級編の知識を得ることで、応用編をより高度に理解できるということです。
ここで言う基本編の教材がOS、応用編の教材がアプリケーション、中間編の教材がミドルウェアということです。
つまり、OSとアプリケーションで成り立ちはするものの、中間にあったら便利に感じるという微妙な立ち位置のソフトウェアがミドルウェアなのです。
イメージとしては、仲介役・サポート要員ってところですかね?
また、OSほど汎用的ではなくアプリケーションほど専門的でもないという立ち位置にあるソフトウェア自体を指してミドルウェアとも言います。
OSには組み込まれていないけど、アプリケーションの補助をするのではなく単品で存在するソフトウェアです。
例えば、Webサーバはミドルウェアです。
Webサーバは、Webブラウザ(Internet ExplorerやGoogle Chromeなど)からのリクエストに応じてWebページを提供します。
Webブラウザからリクエストを貰うのはWebサイトを運営しているコンピュータだけなので、OSとして組み込むほど一般的では無いですし、アプリケーションとしてその都度インストールするような機能とも言えない微妙な立ち位置ですよね。
だからミドルウェアです。
3.まとめ
ミドルウェアとは、OSとアプリケーションの中間に位置するソフトウェアのことです。
以上、「ミドルウェア」についてでした。