【コネクタ情報まとめ】 TE / D1500シリーズ

電気電子
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個人的によく使用するコネクタをシリーズごとにまとめました。
企業によってはハウジングやコンタクトの名称の付け方が異なるので、自分のルールで統一しています。
全てを載せてあるわけではないので、もっと詳しく知りたい場合はデータシートのリンクをページ最後に用意してあるのでそちらからどうぞ。

このページはTEのD1500シリーズについてまとめています。
D1500シリーズはD1000シリーズの一部であり、D1000シリーズはダイナミックシリーズという分類です。

※ TEは、AMPやTYCOと呼ばれていることもあります。

コネクタの用語・基礎部分・他のコネクタへのリンクは以下の記事にまとめてあるので、参考にしてください。

コネクタ情報一覧
本ブログでまとめているコネクタの一覧です。個人的に過去に使用実績のあったものをまとめています。

コネクタ情報

定格電流:5A(AWG18使用時)
定格電圧:250V AC/DC
使用温度:-55~+105℃

3.5mmピッチ。
プリント基板用・中継接続用のコネクタ。
パネル取付品あり(リセプタクルハウジング側)。
ジャンクションボックスあり。

接続パターン

※ □には数字が入り、極数によって変化します。

《D1500T》※ 3列タイプ。Triple-lowの”T”。

《1ピンの位置》
※ 大体の位置を把握する為の簡易図(使い回し)なので、実物と形状は異なります。
プラグハウジング側のピン配列が「A・B・C」、「+・1~8・-」と特殊なので、実物かデータシートを参照してください。
少なくとも、プリント基板のリセプタクルは以下のようになっています。

型番

コンタクト

コンタクトはD1000シリーズ共通です

ソケットコンタクト
※ プラグハウジングに使用。

型番適用導体(mm2)適用導体(AWG#)絶縁体外形(mm)メッキ備考
1827569-20.05~0.130~280.6~1.2連鎖状
1827586-20.05~0.130~280.6~1.2バラ状
1827570-20.08~0.3728~221.08~1.6連鎖状
1827587-20.08~0.3728~221.08~1.6バラ状
1871303-10.08~0.3728~221.08~1.6スズ連鎖状
1871743-10.08~0.3728~221.08~1.6スズバラ状
1827571-20.08~0.3728~221.08~1.9連鎖状
1827588-20.08~0.3728~221.08~1.9バラ状
1871304-10.08~0.3728~221.08~1.9スズ連鎖状
1871744-10.08~0.3728~221.08~1.9スズバラ状
1827572-20.34~0.8722~181.4~2.2連鎖状
1827589-20.34~0.8722~181.4~2.2バラ状
1871731-10.34~0.8722~181.4~2.2スズ連鎖状
1871745-10.34~0.8722~181.4~2.2スズバラ状

ピンコンタクト
※ リセプタクルハウジングに使用。

型番適用導体(mm2)適用導体(AWG#)絶縁体外形(mm)メッキ備考
1903111-20.05~0.130~280.6~1.2連鎖状
1903115-20.05~0.130~280.6~1.2バラ状
1903112-20.08~0.3728~221.08~1.6連鎖状
1903116-20.08~0.3728~221.08~1.6バラ状
1903120-10.08~0.3728~221.08~1.6スズ連鎖状
1903124-10.08~0.3728~221.08~1.6スズバラ状
1903113-20.08~0.3728~221.08~1.9連鎖状
1903117-20.08~0.3728~221.08~1.9バラ状
1903121-10.08~0.3728~221.08~1.9スズ連鎖状
1903125-10.08~0.3728~221.08~1.9スズバラ状
1903114-20.34~0.8722~181.4~2.2連鎖状
1903118-20.34~0.8722~181.4~2.2バラ状
1903122-10.34~0.8722~181.4~2.2スズ連鎖状
1903126-10.34~0.8722~181.4~2.2スズバラ状

※ スズメッキタイプが用意されていますが、見るカタログによって載っている情報が疎らです。私は金メッキタイプしか使用しない為、以下のプリント基板用のハウジングにはスズメッキタイプのものを意図的に載せていません。なので、スズメッキタイプを使用したい場合はページ下部のPDFや他の資料をご覧ください。

D1500Tシリーズ プラグハウジング/リセプタクルハウジング

中継接続用_①プラグハウジング
プリント基板用_②リセプタクルハウジング・DIPタイプ・ストレート
プリント基板用_③リセプタクルハウジング・DIPタイプ・ライトアングル
中継接続用_④リセプタクルハウジング・パネルロック無し
中継接続用_⑤リセプタクルハウジング・パネルロックあり

極数①型番②型番③型番④型番⑤型番
31-1827579-11-1827581-11-2040444-1
61-2069029-21-1827581-21-1827583-21-2040444-21-2040404-2
91-2069029-31-1827581-31-2040444-3
121-2069029-41-1827581-41-2040444-4
363-2040404-2

D1500Dシリーズは3列タイプなので、末尾の数字を×3した数が極数に関係してたりします。

D1500Tシリーズ プラグハウジング/ジャンクションボックス

中継接続用_⑥プラグハウジング
中継接続用_⑦ジャンクションボックス・垂直取付タイプ
中継接続用_⑧ジャンクションボックス・水平取付タイプ

極数⑥型番⑦型番⑧型番
31-1827579-1
101971150-1
341971151-21971151-1

⑦と⑧は、ジャンクションボックスの取付方向に対してプラグハウジングを垂直方向に挿すか、水平方向に挿すかの違いです。
このジャンクションボックスは「1-1827579-1×8個」、「1971150-1×1個」を挿すことが可能なので、3×8+10=34極になっています。
正面から見たらこんな感じになっています↓↓

ジャンクションボックス内部の導通箇所に注意。
Bが+、Cが-に繋がっています。

精密な製品図面はデータシートリンクの「D1500 Junction Box 34P, V Mount Type」をダウンロードしてみてください。

データシートリンク

見やすいデータシートはあったのですが、TE社のサイトのどこに置いてあるのかはよくわかりませんでした。
カタログPDFらしきものが検索すると直接出てくる為、その中から一つをピックアップしました。

載っているページは以下の通りです。

  • D1000シリーズコンタクト:P13
  • D1500T:P21~23

ちなみに、D1100シリーズD1200シリーズは英語表記の別のカタログと記載内容が異なっていたのですが、こちらは同じでした。

《カタログPDF》

https://www.te.com/content/dam/te-com/documents/about-te/marketing/jpn/dynamicseries.pdf

参考として、英語版のカタログ場所も載せておきます。
以下のリンク内の「データシート/カタログページ」のPDFを参照してください。

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