今回は「アクティベート」についてです。
１．初めに
横文字とは本来西洋の文字や言語を指しているものです。
西洋では文字を左から右の方向、つまり横方向に書くから“横文字”です。
なのですが、昨今では外来語・カタカナ語を指していることが多いです。
『結果にコミット』とか『ニアリーイコールだから』などのカタカナ部分が該当します。
たまに使われるならまだしも、頻繁に使用されると何か微妙な気持ちになるんですよね。
新しく身に着けた知識をひけらかしたい方や自分を有能だと誇示したい方が多用する傾向があるので、覚えがある方はちょっと行動を省みましょうね。
新卒で入社したばかりの子に自慢げに語ってるオッサンが多いんです。
今回はそんな横文字の意味について簡単に紹介していきます。
横文字を使うことが“悪”ということではありませんし、寧ろ知っていないと恥ずかしいものもあるということは念頭に置いておきましょう。
個人的には日本語にすると適切な言葉が無いような場合と、相手がその横文字を使ってきた場合のみ横文字を使うことをおすすめします。
まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
ちなみに、縦方向にも横方向にも書くことがある中国語のような言語は横文字とは言いません。
２．英語の綴りと意味
アクティベート ⇔ activate
意味：活性化・有効化
３．実際の使われ方
横文字としてのアクティベートも、本来の英単語としての[activate(有効化)]と大きく意味は異なりません。
アクティベートという用語はIT分野で使用されていることが多いです。
どんな場合に使用されているのかというと、ソフトウェアの認証時です。
何かしらの有償のソフトウェアを買ったことはありませんか？
ウイルス対策ソフトとか、動画の拡張子を変換するコンバータとか、回路設計に必要なCADとか。
これらのソフトウェアを購入すると、最初は機能が制限されていて動作させることができないかと思います。
商品の販売者からメールなどで識別番号(シリアル番号など)やパスワードなどの認証に必要な情報が何かしら送られてくるので、それらを入力して初期設定をすることで初めてソフトウェアが使用可能になります。
このように、ソフトウェアを有効化することで機能制限を解除することをアクティベートと呼びます。
何故こんな面倒くさい体制にしているのかというと、不正に入手した輩にソフトウェアを使用させないためです。
仮に、購入した時点でソフトウェアの全制限が解除されていたとします。
このソフトウェア、複製したら購入していない人も使えてしまうんですよ。
そんなことされたらソフトウェアの販売者はたまったものではないですよね？
そこで、利用者が正規にソフトウェアを購入しているのかを照合するために、アクティベートという手順を用意しているのです。
こうすれば、不正にソフトウェアを入手した輩は、利用者登録がされていないのでソフトウェアを使用できなくなるというわけです。
上記のような理由から、『アクティベートしてください』みたいなメッセージがあった場合、何かの認証・有効化をするように求められているのだと思いましょう。
ちなみに、識別番号に対して登録した個人情報や接続情報が紐付けられていて、そのデータはサーバ側で管理されています。
その為、ソフトウェアをインストールしたPCを買い換えようとした場合、しっかりとした手続きが必要になることには注意しましょう。
識別番号を忘れたりすると悲惨なことになります。
以上、「アクティベート」についてでした。
