わからない用語の意味を調べてまとめてみた ~意味が簡潔だったり調べても情報がほぼ出て来ない用語編~

用語
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普段使いしているけどよくよく考えると説明が難しい単語ってありませんか?
この記事は、私が疑問に感じた用語について調べてまとめたものとなっています。
イメージ重視で『ああ、そんな感じか』と理解したい人向けです。

1.初めに

本ブログでは、様々な用語について解説しています。
ジャンルを問わずに疑問に感じた用語について調べては随時まとめているのですが、中には「そこまで深い意味が無い」・「情報が少なすぎて触り部分しかわからない」といった用語も存在します。

そういった用語は内容の薄さや信憑性の関係上、ブログの記事にできないので別途Excelシートにまとめていました。
ですが、まとめ先がブログとExcelの2箇所に分かれていると、何をどこにどこまでまとめたのか把握するのが非常に面倒くさくなります。
実際、碌な情報が出て来ないので最低限の内容をExcelにまとめていたことを忘れて、もう一度調べ直していたなんてことが何度か発生しています。
そこで、『ちょっとした用語の意味は一箇所にまとめてブログ内に掲載してしまえば良いのでは?』と思い至りました。

よって、本記事でまとめていく用語に関しては、個別にまとめている用語と比較して情報が非常に少なかったり、信憑性があまり無いものばかりになっています。
完全に個人用のメモ書きなので、内容を鵜呑みにはしないでください。

ちなみに、個別にまとめてある他の記事に関しても、結局は私が学んで、私がまとめた内容でしかありませんので、信じるかどうかは自己責任でお願いしますね。
まあ、私のブログに関わらず、ネットの情報はそれぐらいの意識で閲覧した方が良いですけど。
有料である本でさえ嘘が書かれてることなんてよくありますから…。

2.どんな用語を調べているの?

一応どんな用語について本記事にまとめられているのかを表記しておきます。

  • 意味が簡潔過ぎて一つの記事にするのを躊躇われるもの
  • 情報が少なすぎて信憑性があまり無いもの
  • 専門外過ぎて触りだけ知っていれば十分なもの
  • とにかく略語(メーカ固有の略語・もしかしたら個人が勝手に略語にしているものも含む)

最低限調べた形跡があったかどうかを自分で把握する意図もあるので、こんな感じになっています。

私は電気設計業務を行っているので、電子部品のデータシートを眺めていて出てくる略語の正体などが結構増えていくかと思います。
メーカ独自の略称っぽいものもありますが、その略称が他の略称を解読する一手になったりもするので、この辺りを把握しておくのも結構重要なんですよね。

3.用語一覧

A~I

ABS

①[ABSolute(絶対)]の略称。REL[relative(相対)]と大体セットで出てくる。

②[Antilock Breake System]の略称。⇒アンチロックブレーキシステムとは?

AES

[Advanced Encryption Standard]の略称。高度暗号化標準のこと。アメリカの国立標準技術研究所(NIST)がアメリカ政府内の標準として策定した暗号化規格のこと。暗号化したいデータを特定の長さのブロックに分割するブロック暗号という方式を用いており、128ビット/192ビット/256ビットのキー長が利用可能。現在実用化されている方式の中では強度が極めて高いと言われていて、暗号化/復号処理を高速で実行できるという特徴も持ちます。

ALM

[ALlarM]の略称。『この程度の文字数を略すな』と言いたい。

ARM

マイコンの中枢部分であるCPUコアを設計し、その設計データを他社にライセンス販売しているイギリスの会社のこと。あくまで中身を作っているだけなので、製品を売りに出していたりするわけではない。マイコンのデータシートを閲覧していると当たり前のように出てくる。

AW設計

AWで調べると3D積層造形と出てくるので、プリント基板のパターン設計のことかと思われる。外注に基板設計する際にAWを開始すると言っている点、基板は積層構造をしている点から想像。

BU

[Business Unit]の略称。事業部のこと。

CB

[Certification Body]の略称。認証機関。国ごとの試験を省いて一度の試験で各国の規格適合(CEやULといった認証・規格)を証明する国際認証制度のこと。ある認証を受けたい時にわざわざその認証をしている機関を訪れなくても代行してくれるようなイメージ。主に認証の効率を目的として電気安全分野で適用されます。

CCW

[CounterClockWise(反時計回り)]の略称。

CT

①[Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)]の略称。治療前にがんの転移を調べたり、治療の成果を確認する際に行う精密検査のこと。医療分野でCT検査と聞いたら、このCTを指している。医療ドラマやら人間ドッグでよく見かける「仰向けに寝転がって入れられる細いトンネル状の装置」がCT検査用の装置です。

②[Cut Tape]の略称。カットテープパッケージ製品のこと。電気業界の小さな部品は、プラスチックなどで構成されたテープ上に部品を入れるポケットを設けた梱包形式を取っていることが一般的です。数百数千個単位の部品の場合はテープをリールに巻き付けた状態で納入されます。このテープはカット可能なので、個数が少ない場合はテープをカットした状態で納入されます。その為、部品購入時にCTと書かれていたら、「テープをカットした状態で納入しますよ」という意味になる。

CW

[ClockWise(時計回り)]の略称。

DG

[Design Gateway]の略称。CR8000という回路図CADを指している。旧バージョンのCR5000はSDという名前だった。

DMS

[Display Measurement System]の略称。ディスプレイの光学特性を測定するためのシステムのこと。

DTL

[Diode-Transistor Logic]の略称。デジタル回路の一種で、ダイオードとバイポーラトランジスタを組み合わせて作った論理回路のことを指しています。ダイオードとバイポーラトランジスタの組み合わせによって、NOT回路・NAND回路・NOR回路などを実現するわけです。論理回路部分はダイオードで構成し、その信号を増幅する用途でバイポーラトランジスタを使用しています。このDTLの後に、バイポーラトランジスタのみを組み合わせて作る論理回路が誕生しましたので、DTL[Diode-Transistor Logic]にちなんでTTL[Transistor-Transistor Logic]と名付けられています。

DX化

[Digital Transformation]の略称。普通に略すとDTになるが、英語圏では[trans(交差する)]のことを“X”と略すことが多いので、DXになっている。デジタル技術を利用して自社の商品・業務・企業文化などを変革させ、市場における競争力の維持・獲得・強化することを指しています。似た用語としてIT化というものがありますが、IT化はデジタル技術を取り入れることを指していて、DX化はデジタル技術を取り入れた上で効率化や業務の質の向上を目指しているという違いがあります。要するに、DX化の手段がIT化だということです。

EMC

①[ElectroMagnetic Compatibility]の略称。電磁両立性のこと。⇒EMC(電磁両立性)とは?

②[EMergency Call]の略称。安否確認システムのこと。そのままエマージェンシーコールとも呼ぶ。過去の災害の経験から非常事態発生時の連絡ツールの必要性が高まったので、広く利用されるようになっている。PCや携帯から、簡単に利用できます。会社に所属すれば、防災訓練時にEMCの試用もするはずですので、耳にする機会は増えるかと思われます。

EMG

[EMerGency]の略称。緊急・非常という意味。機械の非常停止ボタン付近にEMGと書かれていることがある。緊急時にこのボタンを押すと、機械が強制的に動作停止するようになっています。

EP

[EarPhone(イヤホン)]の略称。ヘッドホン(HP)と併せてHP/EPと表記されていることを見かけたことがある。

EULA

[End-User License Agreement]の略称。エンドユーザ使用許諾契約ソフトウェア使用許諾契約とも呼ばれる。EULAのままならユーラと読むようです。ソフトウェアをインストールする時に規約が書かれた長文が出てくることがありませんか?一番下にある「同意する」というボタンを押さないとインストールが進まないヤツです。あの長文がEULAです。個人情報の取り扱いやら複製・譲渡についてなど様々な内容について事細かに書かれていて、普通に重要なものです。簡単に言えば、『こんなことはしていいよ』とか『こんなことはしちゃダメだよ』って書いてあるだけです。このように、最初だけ表示されて「同意する」ボタンを押せば完了するものもありますし、しっかりと書面として添付されてくる場合もあります。書面として添付されているEULAはライセンスとも呼ばれます。

FA

①[Factory Automation]の略称。工場の自動化のこと。⇒FAとは?

②[Final Assembly]の略称。総組立のこと。製品を構成する全てのモジュールを用意した状態で製品を組み立てる作業のことを指している。

FRG

[Fractional Rate Generator]の略称。調べてもまともな情報が出て来ない。フラクショナルレート発振器?[Fractional(小数分周)]は入力周波数の小数倍の出力周波数を作り出すことを指しているようなので、特定の周波数を作り出す装置くらいにイメージしておけば良いのかもしれない。

FRO

[Free Running Oscillator]の略称。調べてもまともな情報が出て来ない。[Oscillator]は発振器や発振回路のことなので、直訳すると[自由に動いている発振器]ということになる。自由に動く…発振周波数を自由に設定できる汎用的な発振回路か何かを指している?「工場指定の周波数に調整」などの注釈が付いていることがあるので、この場合は自動で工場指定の周波数に合わせる機能が付いていると言いたいだけなのかもしれない。

FW

[FirmWare]の略称。⇒ファームウェアとは?

HA

①[HeadAmp(ヘッドアンプ)]の略称。
②[HomeAudio(ホームオーディオ)]の略称。

HP

[HeadPhone(ヘッドホン)]の略称。イヤホン(EP)と併せてHP/EPと表記されていることを見かけたことがある。

HW

[HardWare]の略称。⇒ハードウェアとは?

I/O

[Input/Output]の略称。スラッシュが省略されてIOと記述されていることもあります。その名の通り、入出力を意味しています。コンピュータにデータを入力したり、演算結果を出力したり…これらの処理を総じてI/Oと呼びます。入出力処理に必要な回路や接続端子などにI/Oという名前が付いていた場合、それはI/O処理をするための箇所だということを示しています。メモリのデータの読み書きのことをディスクI/O(ストレージI/O)、ネットワークの入出力のことをネットワークI/O…という具合に、○○I/Oという呼び方は結構色んなものでされています。ただ、話し言葉になると○○部分を省略してただ単にI/Oと言う人が多いですけどね。ちなみに、データを入力・出力するのがI/Oであって、入力されたデータがそのまま出力される場合はI/Oとは呼びません。

IAP

[In-Application Programming]の略称。エンドユーザ(最終的な使用者)のアプリケーション・コードの指示に従って、オンチップ・フラッシュ・メモリに対して消去と書き込みを実行することを指しています。要するに、アプリ経由でプログラムを書き込むような方式がIAPだということです。

J~R

JK

[earphone JacK(イヤホンジャック)]の略称。
何故そこから取ってしまったのか…。JK(常識的に考えて)、JK(女子高生)。

JS

[Joy Stick(ジョイスティック)]の略称。こんなの→🕹(環境依存文字あり)

LPI

①[Low Power Idle]の略称。EEEという省電力なイーサネット技術の代表的な制御方式の一つです。「通信を行っていない時は回路を休ませてあげれば良い」という単純明快な発想で、Ethernet通信をしていない時はそのラインの電源供給を止めることで省電力化を図っています。他の制御方式としては、RPSというものがあります。⇒RPSとは?(作成中)

②[line per inch]の略称。印刷密度などを表す単位のことです。こちらは小文字で表現します。英語名通り、1inch(0.0254m)当たりどれだけの線を表現できるのかを示す単位なので、数値が大きいほど繊細な印刷が可能ということになります。当然ながら、数値が大きいとデータ量は大きくなります。

MI

[Manual Insert]の略称。プリント基板への部品実装工程の内、手挿し部品の工程を指している。[MI Soldering process]と書かれていたこともある。

MLCC

[Multi-Layer Ceramic Capacitor]の略称。積層セラミックコンデンサのこと。電極が印刷されたわずか数百μmほどの厚さのセラミックを何千層にもわたって重ね合わせて圧着し、焼き固めて作られる電子部品の一種。

MQA

[Master Quality Authenticated]の略称。直訳すると[マスター品質認証済み]です。…なんか凄そうですね。MQAとは、アワード(審査や選考を通して授与される賞のこと)の受賞歴のあるオーディオテクノロジーのことです。賞を与えられるレベルで品質が認められているということですね。どこからオーディオが生えてきたのかわかりませんけど。MQAはMeridian(メリディアン)が開発した音声圧縮技術で、クオリティ(高品質)・コンビニエンス(利便性)・コンパチビリティ(互換性)の3つの特徴を持っていると言われています。要するに、データ量が大きな音声データがあったとして、それを品質を保った状態でコンパクトに圧縮し、またその解凍(復元)が容易にできるわけです。

MT

プリント基板発注のこと。MT日となっていたら基板発注日を表している。MAGNET TAPEの提出日ではないかと思われる。昔はCADから磁気テープを出力していてそれを提出していた。

Net 30

請求書の発行から30日以内に支払うという契約のこと。ここで言う30日とは、営業日ではなく暦です。Mouser(ネットショッピング)利用時に後払いを選択すると、支払い方法にNET 30と表示されたりします。

NW

[NetWork]の略称。⇒ネットワークとは?

OTP

①[One-Time Password]の略称。そのままワンタイムパスワードとも呼ばれる。本人確認の際などに使用する短時間のみ有効なその場限りのパスワードのこと。

②[Over Temperature Protection]の略称。過熱保護のこと。何かしらの要因による過熱から部品を守るために搭載されていることがある機能です。

PG

[Power Good]の略称。DC/DCコンバータが正常に動作していることをFLGという端子から出力していることがあり、この信号名としてPGがよく使われている。要するに、電源出力が良好だと言っているだけの信号。

PIC

①[Peripheral Interface Controller]の略称。マイクロチップテクノロジー社の製品であるマイコンの総称。ピックと読む。

②[Person In Charge]の略称。担当者のこと。

POFF

[Power OFF]の略称…多分。24V電源の電圧が18Vを下回ることを知らせている信号ラインの名称がPOFFになっていることがあった。

PPR

[Periods per Revolution]の略称。エンコーダが1回転で出力するパルスの数のこと。エンコーダの分解能を指しているということです。

PSI

[Production(生産)]・[Sales(販売計画)]・[Inventory(在庫)]の頭文字を取った略称。「PSI計画」という用語がよく使われていて、この場合は「生産・販売・在庫を同時に計画すること」を指している。Pは[Purchase(購入)]になっていることもある。

PTA

[Parent Teacher Association]の略称。保護者[Parent]・先生[Teacher]・会[Association]という名の通り、各学校で組織された保護者と教員による社会教育団体のことです。『子どもたちが健やかに成長するために、各家庭と学校で協力していきましょう』という集まりです。会の趣旨に賛同する方が会員になります。

QA

[Quality Assurance]の略称。日本語だと[品質保証]になる。製品の規格~出荷後の対応までの一連の工程において、その品質に問題がないかを検証・保証・管理する取り組みのこと。要するに、製品企画の段階から買い手の求めているものを意識して、製品納品後も買い手に安心や満足を保証するための活動のことです。主な業務は、製品企画・市場調査・クレーム対応・トラブル発生時の返品対応や補償などです。似た用語としてQC(品質管理)が存在しますが、QAという枠組みの一つがQCに当たります。また、QAはお客様目線での活動になりますが、QCは開発者目線での活動となります。

QC

[Quality Control]の略称。日本語だと[品質管理]になる。製品の生産~出荷するまでの一連の工程において、その品質に問題がないかを検証・保証・管理する取り組みのこと。要するに、製品ができるまでの過程で不具合やロスが発生しないように見直しをし、製品の品質を一定に保つための取り組みです。主な業務は、材料検査・最終製品検査などです。似た用語にQA(品質保証)が存在しますが、QAという枠組みの一つがQCに当たります。また、QAはお客様目線での活動になりますが、QCは開発者目線での活動となります。

QCD

[Quality Cost Delivery]の略称。製造業における重要な要素である品質・コスト・納期をまとめて指す用語。目標としてQCD向上を挙げていることはよくあるが、品質を上げつつコストを抑えて納期を早めることができたら苦労しないので、3項目のバランスや何を重視するのかなどを考えていく必要がある。

REL

[relative(相対)]の略称。ABS[absolute(絶対)]と大体セットで出てくる。

RGP

[Reference Ground Plane]の略称。基準接地面のこと。

S~Z

SAI

[Serial Audio Interface]の略称。シリアルインターフェースで「単一の伝送路でデータを送受信するシリアル伝送方式の仕様」を指しているので、その用途がオーディオに限定されている?I2S通信などが該当するのかもしれない。

SIG

[Special Interest Group]の略称。読み方はシグです。特定[special]のテーマに興味[interest]を抱いた人々の集まり[group]のこと、あるいはそのためのサービスのことを指しています。SIGは、大きな組織の中で設立されていることがあります。問題解決のために招集したり、知識や技術を共有するために交流したりと、目的は様々です。何れにせよ、ある分野に精通したメンバーの集まりだと思っておきましょう。ある意味ではタスクフォースと意味が似ているかもですね。タスクフォースは様々な分野のプロフェッショナルを集めて問題に取り組むためのグループのことで、SIGは同じ分野のプロフェッショナルを集めて問題に取り組むためのグループと言えますから。また、実際に面と向かって合うことがないグループだったとしても、SIGと呼びます。例えば、ネットワークを通じて電子掲示板に同好の士が集まってコミュニティを築いていたとしたら、それもSIGなのです。

SMARC

[Smart Mobility ARChitecture]の略称。スマークと読む。低消費電力・低コスト・高性能を必要とするアプリケーションを対象とした、多機能な小型フォームファクタ(電子機器の筐体や構成部品の形状・寸法・配置といった物理的仕様)のコンピュータオンモジュール(コンピュータの機能を一枚の基板に集約させたモジュール)規格のこと。

SW

①[SoftWare]の略称。⇒ソフトウェアとは?

②[SWitch]の略称。⇒スイッチとは?

TF

[Task Force]の略称。⇒タスクフォースとは?

TMS

[Talent Management System]の略称。従業員の経験・能力・スキルなどの情報を一元管理し、データを分析することで人事・経営戦略(育成や配置)を支援するためのシステムのこと。

TP

①[Test Point]の略称。プリント基板で検査を行う際にプローブを当てれるように考慮した丸いパターン露出部のことです。この露出部に接触させれば、小さすぎてプローブでは触れない部品や、そもそもプローブで接触する箇所が存在しない部品であろうと、気にせずに検査が可能になります。TPから信号を印加しても良いですし、TPの電圧や電流を測定しても良いのです。そんなテスト用のポイントだからテストポイントと呼ぶわけです。ちなみに、TPはプローブを当てて使用するものなので、近くに高さのある部品を配置しないように注意が必要です。プローブの取り付けの邪魔になりますからね。

②[Toutch Panel]の略称。

③[Trial Production(試作)]の略称。

TRUE SOUND

表現者の感情・意図をありのままに届ける音のこと。多分ヤマハ株式会社が作った用語。

TTL

[Transistor-Transistor Logic]の略称。デジタル回路の一種で、バイポーラトランジスタを組み合わせて作った論理回路のことを指しています。バイポーラトランジスタの組み合わせによって、NOT回路・NAND回路・NOR回路などを実現するわけです。元々はダイオードとトランジスタを組み合わせるDTL[Diode-Transistor Logic]が主流だったので、その命名則を引き継いだようです。ICの名称にTTLが付いていた場合は、バイポーラトランジスタを組み合わせて作った論理回路が内蔵されているICを指していることになります。ただ、バイポーラトランジスタは消費電力や高集積化の面でFETに劣るので、現状の主流ではなくなっています。

U-BOOT

ブートローダ(コンピュータの起動直後に実行されるOSを動かすためのプログラム)の一種のこと。おそらく[Universal BOOT Loader]の略称。様々な種類のOS(プラットフォーム)に対応していて、主な機能はそのOSを起動することです。具体的には、カーネルを起動するためのデバイスであるeMMCやSDなどの初期化を行います。イメージの話をしますね。ブートローダは道筋を整える・経路を確保することを目的としていると思ってください。U-BOOTは、その整えた道を実際にどうやって使用するのかを指定していく役割をしていると考えてください。畑を例に考えると、ブートローダで畑を耕して、U-BOOTで地主が何の野菜の種を植えるのか指定しているんです。なんとなくイメージはできたのではないでしょうか?

UD

[User Defined]の略称。[defined(定義する)]なので、ユーザが自分で設定することを指している。UDK(ユーザ定義キー)やUDF(ユーザ定義関数)などの用語が存在する。

UX

[User eXperience]の略称。ユーザ(顧客)がある製品やサービスを通じて得られる体験・経験のこと。「体験・経験してみてどうだったのか?」という部分を気にした際に出てくる用語なので、顧客満足度調査の話をしている時なんかに耳にすることが多いです。

VOS

①[Voice of Supplier]の略称。直訳すると、[サプライヤ(供給者・仕入れ先)の声]になる。要するに、サプライヤの意見や評価を取り入れて、自社の購買部門の改善点について考える手法のことを指している。

②[Volatile Organic Compounds]の略称。揮発性有機化合物のこと。常温常圧の環境下で大気中に容易に揮発する(気化する)有機化学物質の総称です。ベンゼン・ジクロロメタンなどが該当し、溶剤や燃料に含まれていることが多い。想像できる通り、環境にも体にも良くない。

W3C/WHATWG

[World Wide Web Consortium]の略称。WWW[World Wide Web(インターネット上で標準的に用いられる文書の公開・閲覧システム)]の[Consortium(共同事業体)]のことです。簡単に言えば、インターネット上で使用される各種技術を標準化することを目的とした非営利団体のことです。ISOやIECのような、よくある公平性を保つために第三者の視点を以って世界共通の基準を決めていこうとしている団体さんです。HTMLやXMLと言ったマークアップ言語(文字列に意味を持たせて文章の構造を指定する手法)などを標準化しています。ちなみに、W3Cに納得の行かない人達がWHATWG[Web Hypertext Application Technology Working Group](ワットダブルジーと読む)というW3Cに対抗する団体を立ち上げています。ただ、現在は別に対抗しておらずそこそこに協力体制を築いているようです。

あ行

アーキテクチャ

英単語の[architecture(建築)]を若干曲解させたタイプの横文字。本来は建築分野で使用されていた用語で、建築様式・建築構造・設計思想などを指していたようですが、いつからかITの分野においても使用されるようになっています。IT分野としては、コンピュータシステムの設計思想を指しています。結構ふわふわした意味合いしか持っていないので、『分野にこだわらず何かしらの構成や設計思想のことを指しているんだな』と思っておきましょう。データバス構造の一種として、ノイマン・アーキテクチャやハーバード・アーキテクチャというものがあります。このように、○○アーキテクチャと書いて「○○構造」・「○○構成」という意味合いで捉えることが多いです。

アセット

英単語の[asset(資産・資源・財産)]の意味そのままの横文字。ただ、若干変わった捉え方になる分野も存在します。それは、ゲーム関連の分野です。ゲームは、画像・3Dモデル・音楽・効果音などの素材を組み合わせて作っていますよね?特定のシーンでCGを表示したり、エリアごとにBGMを切り替えたりという具合にです。これらのゲームを構成する要素・材料のこともアセットと呼びます。ゲームという製品を形作る財産ではあるので、意味は通じないこともない…かな?

イニシアチブ

英単語の[initiative(主導権・率先・新規構想・実行力)]の意味そのままの横文字。英語としての意味は結構色々あるのですが、横文字として日本人が使用している場合は主に“主導権”の意になります。『イニシアチブを取る』と言えば『主導権を握る』という意味合いになるわけです。なので、ライバル企業に負けないように主導権を取りたい場合なんかによく耳にする言葉かと思います。会社説明用のパワーポイントの資料とかによく載ってるよね。

イネーブル

何らかの機能を有効にするかを決定する制御信号のこと。[enable]がそもそも[有効にする]という意味なので、「イネーブル信号がONになっている=何かしらの機能が有効になる」と考えましょう。信号名としては、頭文字を取って“EN”と省略されていることが多いイメージがあります。ちなみに、イネーブルの反対はディセーブルです。

イマーシブ

英単語の[immersive(没入)]の意味そのままの横文字。VRゲームなんかは、本当にゲームの世界の中に自分が入り込んだような気分になりますよね?そんな時に『没入感が高い』という表現としてイマーシブという用語が出てくることがあります。他にも、「何かに没入する」という意味でイマーシブ○○という用語はよく出てきます。例えば、マップで実際にその位置に立った人の目線のビュー表示をする機能をイマーシブビュー、実際の演奏を直に聴いているような臨場感を味わえる立体音響のような機能を持つイマーシブオーディオなどが挙げられます。

インフラ

[infrastructure]の略称。基盤・下部構造。よくインフラ設備って言いますよね。インフラ設備に該当するのは、道路・上下水道・ガス・電気・鉄道・通信施設などです。この場合、生活の“基盤”となる設備を指しているわけですね。電気も水道も慣れてしまった今となっては必要不可欠な基盤ですから。大体インフラと言うと生活インフラを指しているのですが、場合によっては別の何かのインフラを指している場合もあります。なので、文脈から何の基盤を指しているのかしっかり考える必要があります。例えば、ブログを運営しようと考えた場合、コンピュータを用意して、インターネットにつないで、サーバと契約する必要があります。この場合はコンピュータ・インターネット・サーバがインフラに当たるわけです。

エビデンス

英単語の[evidence(根拠・証拠・形跡)]の意味そのままの横文字。推理モノで犯人(仮)がよく『俺が犯人だっていう証拠はあるのかよ!』とほぼ自白するシーンがありますよね?あれをちょっと意識高い系に言い直すと、『俺が犯人だっていうエビデンスはあるのかよ!』に変化します。なんか無性にイラッとしますね。エビデンスを突き付けてやりましょう。ビジネスの場では、会議の議事録を取っておいて欲しい場合に『エビデンス取っておいて?』と言ってくる場合があります。議事録がエビデンスに置き換わっています。若干意味が異なるような気がするかもしれませんが、よくよく考えると議事録は会議で誰が何を発言していたかという証拠になるので、エビデンス扱いも妥当なんです。まあ、普通に議事録と呼べよと思いますけども。

エンドユーザ

システム・サービス・製品などを実際に使用・消費する人や組織のこと。[end(末端・最後)]のユーザなので、システム・サービス・製品が最終的に行き着く先だとイメージすると良いかと思います。例えば、電化製品を開発しているメーカ、その電化製品を取り扱う販売店、その販売店から電化製品を購入する消費者の関係なら、消費者が最終的に電化製品を購入して使用しているのでエンドユーザに当たります。

オブジェクト

大分意味がふわふわしていますが、いわゆる“モノ・物体”のことをオブジェクトと呼びます。デスクトップ上に存在するフォルダやショートカットのアイコンはオブジェクトですし、Excel上で作った四角形や円などの図もオブジェクトです。CADで描いた図もモジュール単位でまとめる際にオブジェクト化と呼んだりします。何らかの図を右クリックすると「オブジェクトの書式設定」という項目が出てくることがありますので、オブジェクト=図というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、本来の意味が“モノ”なので合っているとも間違っているとも言い難いです。とにかく“モノ”を指すならオブジェクトと呼ぶのです。IT業界ではプログラミング関連の用語として別の意味も持つようですが、完全に専攻外なので説明は割愛します。

か行

キャリアボード

何かしらのモジュールを取り付けるための機構のこと。たぶん。SMARCを取り付ける際などに出てくる用語です。

グラインダー

研磨・研削加工用の電動工具のこと。円盤状の砥石や研削板を回転させて、金属のバリ取りや石材の切断などが可能。

クラシフィケーション

英単語の[classification(分類・種別・格付け)]の意味そのままの横文字。簡単な話、何かしらをグループ分け(クラス分け)することをクラシフィケーションと呼ぶということです。[classification]の“class”部分だけでも連想できれば意味は想像できますね。まあ、最初はそこを連想できなかったからこうして調べるはめになったんですけど…。ちなみに、クラシフィケーションは、ビジネス用語というより競馬用語としての方が浸透しているようです。馬の年齢・成績・芝/ダートの区分・競争距離などのデータを比較して序列化することを特にクラシフィケーションと呼ぶらしいです。競馬はやらないので全く知りませんでしたわ。とりあえずこれだけ言わせてほしいです。クラシフィケーションだと長いから格付けで良くない?

さ行

サマリ

英単語の[summary(要約・概要・まとめ)]の意味そのままの横文字。ビジネスシーンにおいては報告書や議事録などの要約資料、IT業界においては膨大な量のデータを集計・要約したものを指していることが多いです。多くの情報があり、『結局要点は何?』という要求に応えるモノと捉えておけば問題無いです。また、ExcelのオートSUM(合計を求める関数)の“SUM”がサマリのことなので、“合計”の意味で使われている場合もあります。

サンダー

研磨・研削加工用の電動工具のこと。紙やすり(サンドペーパー)を取り付けて回転させ、そこに材料を押し付けることで表面の研磨や錆落としなどが可能。

治具

加工・組立・検査などの工程における専用の補助装置のこと。例えば、星形☆の製品の決まった位置に穴を開けたかったとします。ですが、星形なんてそうはあるものではないので、自分で位置合わせをして固定しようにも誤差が許容できるとは限りません。そこで、製品がピッタリと嵌まる型を作り、そこに製品を嵌め込んだとします。こうすれば、型の位置を決めて固定することで毎回全く同じ位置に穴を開けることができますよね?ここで言うところの「製品がピッタリと嵌まる型」が治具に当たるわけです。コネクタから端子を抜くための専用工具を抜き治具と呼んだり、製品検査用の装置を検査治具と呼んだりと、“○○治具”という用語は結構登場します。なので、そんな時は『専用の補助装置(ガイド)なんだな』程度に考えておきましょう。

真空

物質が全く存在しない空間のこと。通常の空気中は酸素や二酸化炭素などが存在するが、完全に無となる。

ストラテジー

英単語の[strategy(戦略・作戦・兵法・謀略)]を若干曲解させたタイプの横文字。ビジネス用語としては、将来的な目標を達成するための周到な計画や方針のことを指すようです。元々は軍事用語だったので、軍事作戦のことを指していたんでしょうね。それが時代を経てIT・経済・医療などの分野にも適用される用語になっていった結果、今の使われ方をするに到ったのかな?ちなみに、似たような意味の言葉は結構あります。有名どころでは、“具体的ではなくアバウトな計画”を指す「プラン」、“現状の課題を達成するための”計画を指す「スキーム」などが該当します。微妙に違うので違いをしっかり把握して使い分けましょう…と言いたいところなのですが、これらの細かな違いは辞書に載ってたりするわけではないので、信頼できるソースがないんですよね。なので、参考程度に留めておいてください。

セキュリティ

英単語の[security(保安・保全)]の意味そのままの横文字。ビジネスの場では“情報セキュリティ”という形で見聞きすることになりますし、日常生活でも関係してくる用語なので、聞いたことが無いという人の方が少ないかと思われます。例を挙げると以下のようなものがあります。

  • 物取りが入らないように玄関に鍵をかける。
  • 許可した人以外の入室を制限するために入門証とそのカードリーダーを設置する。
  • 勝手にPCを使われないようにパスワードを設ける。
  • ウイルスからPCを守るためにソフトウェア(アンチウイルスソフト)を入れる。
  • 通信を傍受されないように通信内容を暗号化する。

○○セキュリティとあったら、『○○に関する約束事なんだな』程度にイメージしておけば充分ですね。

た行

チャタリング

リレーやスイッチなどがオンする際に、接点にて機械的な振動が発生し、短い周期のON/OFFを繰り返すこと。

ツール

英単語の[tool(道具・工具)]の意味そのままの横文字。修理のための便利道具詰め合わせとかをツールって呼びますよね。ビジネスシーンでツールと言われた場合、パソコンにおける作業を補助するような道具を指していることが多いです。経理計算を円滑にするためにExcelでマクロを組んだものを配布されていたとすると、それはツールと呼ばれていませんか?ソフト屋さんが製品検査用のプログラムを作ってくれたとしたら、それもツールと呼んでいるはずです。計算ツール・設計ツール・検査ツール・検索ツールなど色んなツールがありますが、よくよく考えるとパソコンをより便利に使用するための道具を指していることがわかります。要するに、ソフトウェアやプログラムのことをツールと呼んでいるんです。本来のツールの意味はどちらかというとハードウェア面の道具を指していますが、ビジネスシーンだとどちらかというとソフトウェア面の道具を指しているんです。

ディストリビュータ

英単語の[distributor(配給者・卸売業者)]の意味そのままの横文字。メーカ(製造業者)から商品を購入し、その商品を小売業者または最終消費者に販売する中間業者を指した用語です。家電製品なんかはメーカの工場で作られていますが、私たちは工場に出向いて購入しませんよね?家電量販店に行くなり、ネットショッピングで注文するはずです。この工場と私たち消費者の間にいる業者がディストリビュータだとイメージしてください。

ディセーブル

何らかの機能を無効にするかを決定する制御信号のこと。[disable]がそもそも[無効にする]という意味なので、「ディセーブル信号がONになっている=何かしらの機能が無効になる」と考えましょう。ちなみに、ディセーブルの反対はイネーブルです。信号名としてはディセーブルよりもイネーブルを用いていることが大半ですが、ディセーブルを使用している場合も無くはないので、併せて覚えておきましょう。

ドアオープナー

①顧客に購入してもらいやすい特徴のある商品のこと。

②感染症対策のドア開閉用ツールのこと。ドアノブに触れずにドアを開けたり、エレベーターのボタンを指で触れずに押したり、電車の吊り革を直接触れずに使用したりできる。

トグル

ある操作を繰り返すことで機能や状態を切り替える仕組みのこと。

な行

は行

バイアス

英単語の[bias(先入観・偏向・偏見)]の意味そのままの横文字。要するに、思いこみや決めつけのことです。血液型がO型だから大雑把だとか、ボロアパートに住んでいるから金を持ってなさそうとか、太っているから臭そうとか…第一印象・人伝の噂・確証の無い情報なんかで判断していることって少なくはないはずなんですよね。特に、無意識に偏見を持つことを無意識バイアスと呼びます。自分が偏見だと思っていない内容も、地域や国が変われば偏見だったりするので、無意識バイアスは社会では結構重要だったりします。友達や家族相手に偏見を語る分には別に勝手にすれば良いですが、会社でそれをやると大きな問題に発展することもあるので注意しましょうね。まあ、事実偏見では無かったりする場合が結構あるのが厄介なところですけども…。

バウンス

ボールなどの物体を壁や床に当てた時に跳ね返る現象のこと。リレーの接点が切り替わる際、1回の接点切替をすると実際は高速で複数回の接点切替が行われていて、この現象をバウンスと呼んでいることがある。

パッチ

既存のソフトウェアに変更を加えるために後付けするプログラムのこと。既に売りに出しているソフトウェアがあったとして、新機能を追加したいとか不具合があった場合、お客様の所持しているソフトウェア全体を入れ替えるのは効率が悪いです。なので、旧版と最新版の差分データを開発元が用意し、このデータをソフトウェアに組み込むことで変更を行うという手法がよく用いられています。この時に使用するデータがパッチです。英単語の[patch]本来の意味は[あて布・傷当て]などの意味を持つので、外から宛がうことで直そうという点では元の意味に似ていますね。

パトス

欲情・怒り・恐怖・喜び・憎しみ・哀しみなどの快楽や苦痛を伴う一時的な感情状態のこと。残酷な天使のテーゼェ…。

パラ

パラレルのこと。たかが4文字を略さないで欲しい。

フィロソフィー

[philosophy(哲学)]のこと。ギリシャ語の[philosophia(知恵を愛すること)]が語原だと言われています。要するに、「何かを深く追求する学問や考え方」のことです。ビジネスシーンで出てきた場合は、『ビジネスを成功させるためにはどうすれば良いのか』といった企業理念のようなものを指していることが多いです。

フォームファクタ

電子機器の筐体や構成部品の形状・寸法・配置といった物理仕様のこと。要するに、使用コネクタやネジの固定穴などの情報がフォームファクタに当たります。USB AコネクタのフォームファクタにUSB Cのフォームファクタは接続できない…みたいな言い回しになります。また、ただ単にフォームファクタと言った場合、マザーボードに関するフォームファクタ(配置・ネジ穴位置・物理的なサイズ・電気的なピン接続数など)を指していることが多いです。

プライオリティ

英単語の[priority(優先順位・優先度・優先権)]の意味そのままの横文字。『プライオリティが高い』と言えば『優先順位が高い』という意味になります。なので、業務を進める上で優先順位を付けていかなければいけなくなると、意識高い系の人が『○○の方がプライオリティが高い』とか言ってくるわけです。日本語でOK。また、“優先権”という意味で使用している場合は、“プライオリティ○○”という用語になっていることが結構あります。プライオリティシート(優先席など)とかプライオリティパス(ディ○ニーランドで待ち時間無くは入れるパスなど)という具合です。

ベビーオイラー

小さなオイル注しのこと。多分。調べても情報が何も出て来なかった。会議中に耳にしたので横文字か何かかと思ったが、そんなことはなかった。

ベンダー

[vendor(売り手)]。製品・サービスなどを販売する事業者のこと。あくまで販売元である為、ベンダー企業が自ら販売製品を開発・製造しているとは限らない。なので、メーカから製品を仕入れて販売している会社はベンダーということになる。

ボス

製品を組み立てるための締結穴のこと。樹脂パーツに用意されているネジの固定穴がボスとしては最も一般的かと思います。ある製品のためにプリント基板を設計したら、普通筐体に入れますよね?プリント基板が裸だと感電し兼ねませんし、埃が積もってショートしたり水がかかって不具合が発生したりする可能性もありますから。そもそも見映えも悪いですし。そこで、筐体にプリント基板をどうやって組み付けるかという話になるとボスが登場するわけです。方法は様々ですが、組み付け用のネジ径より少し小さめに設計しておき、タッピングネジでそのまま固定してしまうという方法だと簡単だし楽です。

ホスピタリティ

[hospitality(おもてなし・優待)]の意味そのままの横文字。接客や接遇などの場面で、「何をしたら喜んでもらえるのか」、「今どう感じているのか」という具合に相手のことを考えて行動することやそのサービスそのものを指しています。

ま行

マイナスワン

正規のモノから何か一つ取り除くこと。例えば、カラオケ用音源は普通の曲からボーカルだけ取り除いているからマイナスワンとなる。

や行・ら行・わ行

ラッチング

何かの状態を固定する現象のこと。ラッチ[latch]は[掛け金・かんぬき]、つまり固定する何かのことを指しています。電気分野の業務に関わっているとよく耳にする機会があります。なのですが、調べてもしっかりとしたソースの説明が出て来ないので、業務中や企業のホームページの説明で使われているラッチングという言葉から意味を推測しています。例えば、何かしらの異常をCPUが検知して回路を遮断しているとします。この時、異常を解決した上で電源を入れ直さない限り回路を遮断し続けるようにCPUの設定をしていたとします。よくある安全対策ですね。その為、ソフトウェアをリセットするような操作をしたとしても、エラーが出たままで回路を遮断し続けます。これがラッチングという状態です。異常検出エラーという状態を固定(維持)しているでしょう?

リジェクト

英単語の[reject(拒否する・却下する・不合格にする・拒絶する・審査に落ちる)]の意味そのままの横文字。○NEPIECEの空島でリジェクトダイアル(排撃貝)という道具がありましたが、この“排”は“排除する”辺りから来ているのかもしれませんね。[reject]という英単語が覚えにくい場合は、リジェクトダイアルを思い出してあげると良いかもしれません(笑)ちなみに、スマートフォン向けのアプリなどの審査を通らない時によくリジェクトと言われるらしいです。調べてみると何故かこの説明ばかり出てくるので、そちらの業界の方にとっては一般常識なのかもしれません。

リスケ

[reschedule(リスケジュール)]の略称。[re]には[再び・繰り返し]という意味があるので、スケジュール・計画を変更することを指している。社会に出るとよく聞くようになります。

ルートディレクトリ

一番上の階層のディレクトリのこと。Windowsで言う“ローカルディスク(C:)”やUNIX系OSで言う“/”のこと。