今回は「ディスカウント」についてです。
1.初めに
横文字とは本来西洋の文字や言語を指しているものです。
西洋では文字を左から右の方向、つまり横方向に書くから“横文字”です。
なのですが、昨今では外来語・カタカナ語を指していることが多いです。
『結果にコミット』とか『ニアリーイコールだから』などのカタカナ部分が該当します。
たまに使われるならまだしも、頻繁に使用されると何か微妙な気持ちになるんですよね。
新しく身に着けた知識をひけらかしたい方や自分を有能だと誇示したい方が多用する傾向があるので、覚えがある方はちょっと行動を省みましょうね。
新卒で入社したばかりの子に自慢げに語ってるオッサンが多いんです。
今回はそんな横文字の意味について簡単に紹介していきます。
横文字を使うことが“悪”ということではありませんし、寧ろ知っていないと恥ずかしいものもあるということは念頭に置いておきましょう。
個人的には日本語にすると適切な言葉が無いような場合と、相手がその横文字を使ってきた場合のみ横文字を使うことをおすすめします。
まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
ちなみに、縦方向にも横方向にも書くことがある中国語のような言語は横文字とは言いません。
2.英語の綴りと意味
ディスカウント ⇔ discount
意味:割引・値引き
[count]は[数える]という意味です。
それが[dis]で否定形になるので、[数えない]という意味になります。
1,000円の商品から50円値引きしたとすると、それは「1,000円から50円だけ数えない」ことになりますよね?
だから[数えない]→[値引き]という意味に捉えていると考えましょう。
3.実際の使われ方
英語本来の意味でのディスカウントは[割引]という意味ですが、横文字としてのディスカウントだと[格安]という意味も持ちます。
前者と後者では微妙に意味が違ってきますので、一応補足説明していきますね。
[割引]は、よくある値引きシールを想像してもらえば良いです。
スーパーの惣菜なんかに20%OFFとか半額のシールが貼られてれいることってあるでしょう?
あれは、『賞味期限が近いから破棄するくらいなら安く売ろう』とか『商品の入れ替えをして棚に置き場がなくなるから在庫処分のために安く売ろう』などの魂胆で貼り付けられています。
その為、[割引]は元の値段に対して安い価格を提示しているのです。
それに対して[格安]は、元の値段から安いんです。
スーパーのチラシで特定日のみ安くなる目玉商品ってあるでしょう?
あれが[格安]です。
[格安]という意味でのディスカウントは和製英語みたいなものなわけですが、[discount shop/ディスカウントショップ(定価から割り引いた商品を売る店)]や[discount store/ディスカウントストア(薄利多売で値下げ品を売る店)]という用語は本場でも存在します。
ディスカウントストアに関しては、薄利多売をすることで結果的に[格安]で売っていることになるので、中々ややこしいです。
それでも、[discount]単品だとやはり[格安]という意味は持たないのは事実なようですので、そこは注意しましょう。
まあ、英会話をする機会が無ければ特に注意する必要は無いですが。
以上、「ディスカウント」についてでした。

 
  
  
  
  
