このページはSMCのS0700シリーズ (プラグインタイプ)についてまとめています。
ソレノイドバルブの用語・基礎部分・他のソレノイドバルブへのリンクは以下の記事にまとめてあるので、参考にしてください。
ソレノイドバルブ情報
5ポートソレノイドバルブとして使用可能。
厳密には「4ポジション デュアル3ポート弁」という3ポート弁が2つ搭載された構造になっていて、各3ポート弁に独立した動作をさせることが可能なので、(実質)5ポート弁として使用可能。
マニホールドに複数のソレノイドバルブを挿し込むように配置し、配線はマニホールドに一括集中している。
その為、設置容量・設置面積が削減されて比較的コンパクトになる。
「スリムコンパクト 一体型ベース」と「分割型ベース」の2タイプのマニホールドが用意されていて、前者の方がよりコンパクトになっている。
また、まとめてコンパクトにしているのが利点なので、ソレノイドバルブ単体で使用したい場合はプラグリードタイプを使うと良い。
ソレノイドバルブの型式は以下のようなルールで名付けられています。
S07①②③-④
①切換方式
→1:2ポジション シングル
→2:2ポジション ダブル
→A:4ポジション デュアル3ポート(N.C.+N.C.)
→B:4ポジション デュアル3ポート(N.O.+N.O.)
→C:4ポジション デュアル3ポート(N.C.+N.O.)
※ N.C.…ノーマリークローズ、N.O.…ノーマリーオープン
②適用マニホールドタイプ
→0:プラグインタイプ分割型ベース
→1:スリムコンパクト 一体型ベース
③ファンクション
→無表示:標準タイプ
→R:外部パイロット
※ デュアル3ポートの場合は外部パイロットに出来ない。
④電圧
→5:DC24V →6:DC12V
マニホールドにも型式はあるのですが、種類が豊富な上に情報量が膨大なので大雑把に記載します。
詳しくはデータシートを参照してください。
最初に「スリムコンパクト 一体型ベース」と「分割型ベース」の2タイプのマニホールドが存在すると言いましたが、その2タイプの中にも通信タイプによる分類分けがあります。
Sキット
Fキット
Lキット
Mキット
Pキット
Tキット
:シリアル伝送(フィールドバス)タイプ
:D-Subコネクタタイプ
:リード線タイプ
:マルチコネクタタイプ
:フラットケーブルコネクタタイプ
:端子台タイプ
マニホールドの型式は以下のようなルールで名付けられています。
SS075①-□□□□□-□
①マニホールドタイプ
→0:プラグインタイプ分割型ベース
→1:スリムコンパクト 一体型ベース
□:連数・シリンダポート口径・P,Rポート管接続口径・キット名及びケーブル長さ・コネクタ形状・極性・オプションなど
特徴
使用流体
定格電圧
消費電力
使用周囲温度
:気体
:DC24V/DC12V
:0.35W(DC24V/15mA)
:-10~50℃