今回は「プロトコル」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
その対策として、本ブログでは記事中に登場する一部の用語(※よくある青字下線表示をしてある)をクリックすると、別途その用語についてまとめた記事へ移動させるような形式を取っています。
そのまとめ記事の一部が本記事となります。
その為、まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
2.プロトコルとは?
プロトコルとは、英語で[protocol]と書きます。
意味は[手順]です。
IT用語としては、[通信手順]や[通信規格]を指しています。
大雑把に言えば、通信に関する決まり事全般がプロトコルというわけですね。
なんで通信に限定されているのか気になるかもしれませんが、おそらく通信プロトコルのことをプロトコルと呼んでいるだけです。
では、プロトコルのある理由について説明していきます。
世界中では色々な言語が使われていますよね?
日本語・英語・中国語…挙げだしたらキリが無いです。
そんな中、仮にあなたがアメリカ人に話しかけられた場合、どうしますか?
日本語で話しかけるのではなく、なんとか英語で話しかけようと思いますよね?
実際に英語を話せるかは別として。I don’t speak English!!
それは何故ですか?
単純に言葉が通じないからですよね。
日本語では言葉が通じない可能性があるので英語で頑張って表現しようとしているわけです。
通信にも同じことが言えます。
世界中の情報機器がインターネットで繋がっています。
ですが、繋がっているだけでは意味がないんです。
言語を統一せずに(何もルールを決めずに)一方的に話しかけても(通信しても)相手には伝わらないのです。
ということで、あらかじめ『××の通信をする時は△△の手順でやり取りしよう』というルールを設けるようにしています。
それがプロトコルです。
イメージをしやすくするために言語の例を先に挙げましたが、例とプロトコルでは決定的な違いがあります。
それは、IT業界の場合は『国際的にこの規格に則りましょう』と定められている点です。
『世界的に英語で統一しようぜ!』という無駄に言語の勉強をしなくて済む平和な状況が作られているのがIT業界という感じです。
日本語でさえマスターするのは難しいのに英語なんて喋れるわけないよねぇ?
ちなみに、インターネットの場合はTCP/IPプロトコルというものを使います。
このプロトコルで定められた処理を行えば、ネットワークが繋がって他のコンピュータと通信ができるようになったりします。
3.まとめ
プロトコルは、通信に関する決まり事を指しています。
以上、「プロトコル」についてでした。