今回は「ソリッドステートリレー(SSR)」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
その対策として、本ブログでは記事中に登場する一部の用語(※よくある青字下線表示をしてある)をクリックすると、別途その用語についてまとめた記事へ移動させるような形式を取っています。
そのまとめ記事の一部が本記事となります。
その為、まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
2.ソリッドステートリレー(SSR)とは?
ソリッドステートリレー[Solid State Relay]とは、半導体のスイッチングを利用した無接点リレーのことです。
[solid state]を直訳すると[固体の状態]になるのですが、[半導体]や[機械的な可動部を持たない装置]という意味も持っています。
つまり、ソリッドステートリレーは名称から特徴を想定できるリレーだったんです。
ソリッドステートリレーに使われている半導体は、フォトカプラが大半です。
普通のリレーなら固定接点と可動接点があるところにフォトカプラが位置するわけです。
一般的なリレーは有接点リレーで、実際に用意された接点が機械的に切り替わるものを指しています。
その部分がフォトカプラに置き換わることで、以下のようなメリットが生じます。
- 動作速度が高速。
- 動作音がしない。
- 接点が無いのでパーツが摩耗しない。
- 接点が無いので高寿命。
- 絶縁性が高い。
反面、以下のようなデメリットを持ちます。
- コストが高い。
- 熱に弱い。
- 自己発熱しやすい。
- 高電圧・高電力用途には向かない。
- 1a接点しか存在しない。
有接点リレー/無接点リレーならではのメリット/デメリットが存在するので、用途に応じて使い分けましょう。
ちなみに、英語表記を略してSSRとも呼ばれます。
ガチャのレア度のことじゃないよ?
3.まとめ
ソリッドステートリレー(SSR)とは、半導体のスイッチングを利用した無接点リレーのことです。
以上、「ソリッドステートリレー(SSR)」についてでした。