【基本がわかる用語解説】 ディスクリート部品とは?個別部品とは?

用語
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

普段使いしているけどよくよく考えると説明が難しい単語ってありませんか?
この記事は、私が疑問に感じた用語について調べてまとめたものとなっています。
イメージ重視で『ああ、そんな感じか』と理解したい人向けです。

今回は「ディスクリート部品(個別部品)」についてです。

1.初めに

わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。

残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。

なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。

2.ディスクリート部品とは?個別部品とは?

ディスクリート部品とは、単一の機能を目的として使用される部品のことです。

例えば、抵抗コンデンサダイオードトランジスタなんかがディスクリート部品に該当し、ICはディスクリート部品に該当しません。
この前者と後者の違いが単一の機能として使用しているかどうかなのです。

抵抗の機能例

電流量を制限する。分圧する。

コンデンサの機能例

電荷を蓄える。サージを吸収する。

ダイオードの機能例

電流の流れる方向を一方向にする。整流する。

トランジスタの機能例

スイッチング動作をする。信号を増幅する。

こうして見ると、ディスクリート部品に該当するものは、ある用途でしか使用されないものなんですよ。
要するに、できることが決まっている“○○用”の部品がディスクリート部品なのです。

それに対してICは、ディスクリート部品をいくつも組み合わせることで様々な演算機能などを持たせた部品です。
アレもできるしコレもできるんです。
だからディスクリート部品に該当しないのです。

ただ、メーカによってはこの境界が曖昧になっていて、ICなのにディスクリート部品と呼ばれるものもあったりします。
なので、回路を構成する基本素子は大体ディスクリート部品のことだと覚えておきましょう。
それ以外はふわふわしてるんですね。

ちなみに、[discrete(個別の要素で実現すること)]できる部品ということで、個別部品とも呼ばれます。

また、ディスクリート部品の中でもダイオードやトランジスタなどの半導体に関してはディスクリート半導体と呼ぶこともあります。
ディスクリート半導体≦ディスクリート部品になっているんですね。

3.まとめ

ディスクリート部品(個別部品)とは、単一の機能を目的として使用される部品のことです。

以上、「ディスクリート部品(個別部品)」についてでした。