今回は「パーティション」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.パーティションとは?
パーティションとは、英語で[partition]と書きます。
意味は[分割・仕切・分け目・隔壁]です。
IT用語としては、コンピュータのストレージ(コンピュータのデータやプログラムを保存することができる記憶装置)を区切った各領域のことを指しています。
また、ストレージを各領域に分けることを「パーティションを切る」・「パーティションを分ける」・「パーティショニング」などと呼びます。
要するに、コンピュータには大きなメモリ(ストレージ)があるので、用途ごとに区切って別々のメモリのように扱ったものがパーティションだということです。
一つのストレージを複数のストレージに見立てて使用することができるのです。
では、パーティションを切るメリットは何だと思いますか?
答えは、区切った領域が他の領域に影響を与えなくなることです。
イメージとしては、家と部屋割りの関係がストレージとパーティションの関係に値します。
一戸建ての家には、キッチン・リビング・一人部屋など、用途ごとに部屋がありますよね。
仮にリビングにてホットプレートを使って焼肉パーティやらたこパやらをやったとします。
すると、リビングには調理による匂いが染みついてしまうわけですが、リビングとドアで隔てられている他の部屋にまで匂いは付かないでしょう?
部屋が区切られているわけですから。
ストレージに関しても同じで、システム用の領域・データ保存用の領域という具合にパーティションを切ることにより、ある領域で何かやっていたところで、他の領域には影響が出なくなるのです。
システムのアップデートをしている際に、保存していたデータには影響が出ないようにできたりするんです。
このように、パーティションを切った領域はそれぞれ独立した領域となるのです。
こうなってくるとデメリットも自ずとわかってくるかと思います。
パーティション間の移動が若干面倒になるのです。
部屋の中を移動する分には自由に動き回れますが、部屋間の移動をする時はドアの開け閉めをするでしょう?
ストレージのパーティションに関しても同様で、あるパーティション内での移動に比べて、パーティション間の移動は一手間かかるようになるのです。
ついでに言うと、パーティションを切り過ぎるともちろん各領域が狭くなってしまいます。
この辺りのメリット・デメリットを照らし合わせて、パーティションを切る必要があります。
ちなみに、パーティションは自動で設定するものです。
WindowsやMacならディスクユーティリティという標準搭載された機能からパーティションを切ることができます。
3.まとめ
パーティションとは、コンピュータのストレージを区切った各領域のことです。
IT用語以外として使われた場合は、何かを区切ったものを指していると覚えておきましょう。
以上、「パーティション」についてでした。

  
  
  
  
