【実用英語のメモ】 文頭に[pls]と付くとどんな意味になるのか? A.[please]と同じ意味になる

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同じ日本語でも地域によって方言がありますし、日本人にしか理解できないような特殊な言い回しってありますよね?
日本語がそうなっているように、当然ながら英語にも同じようなことが言えます。
本記事では、英語の特殊な言い回しなどの実用的な雑学をまとめています。

今回は、「文頭に[pls]と付くとどんな意味になるのか」についての解説です。

1.初めに

率直に言って私は英語が苦手です。
中学から英語が義務教育として登場したのですが、暗記科目が苦手な私はその時点で挫折しました。

ですが、社会人になると苦手だからといって放置しておくわけにもいきません。
私のように電気系の仕事に進んだ場合でも、海外拠点の方と仕事のメールのやり取りをする可能性がありますからね。

なので、翻訳ソフトを駆使してなんとか誤魔化しているのですが、文法にしっかりと則っていない本場の砕けた言い回しをされると翻訳が意味を成さないんですよね。
沖縄の方言や博多弁の『~たい』という語尾なんかを翻訳ソフトにぶち込んだらまともな英語になりそうもないでしょう?
それと同じです。

そこで、実際のメールのやり取りをしていて疑問を感じた言い回しがあったら、調べてメモとして残しておこうという魂胆で書いているのがこの記事となります。
なので、別にそこまで珍しい言い回しじゃなくてもまとめている場合がありますが、そこは気にしないでくださいませ。

2.[pls]ってそもそも何?

[pls]と翻訳ソフトに入力すると[pls]とそのまま出てきます。
つまり、[pls]という単語は存在しないということです。

ですが、実際にメールの文頭に書かれていたことがあります。
なんなのでしょうね、これ?
…まあ、ある程度英語でメールのやり取りをしたことがある方なら想像は付きそうですけどね。

答えは、[please]の略語です。

いわゆるスラングなので、翻訳ソフト・英和辞書などで調べても意味を特定することはできません。
そんなものをビジネスメールで送ってこないでくれませんかね。
[pls]で調べると株式会社や違う意味の略語が検索されるので、大分困惑しましたよ。

なんか文頭に[pls]が無くても意味が通じる気がしたので、『もしかして[please]の略語か?』と思い再検索したところ、[please]の略語だと発覚しました。

ちなみに、私は以下のような英文をビジネスメールで送られてきたことにより、[pls]という略語を認識しました。

Pls provide no and address.

意味は「番号と住所を教えてください」になります。
[number]まで[no]に略すの止めてくれませんかね?
[No.]にして?
そもそも番号も住所も一か月前にメールで伝えてるんだよなぁ…。

3.なぜわざわざ[please]を[pls]に略すのか?

[pls]の読み方は「プリーズ」のままです。
なので、文書におこす場合にのみ意味がある略し方ということになります。

ですが、たかが6文字を3文字に略す必要性ってあるのでしょうか?
答えは、「現代においてはほとんど意味が無い」です。

こんな言い方をしたのには理由があります。
現代では意味が無いのですが、過去では意味があったのです

今は電話・FAX・電子メール・SNSなどが普及しているので選ばれることはほとんど無いのですが、昔は連絡手段として電報というものが使われていました。
現代では、結婚式などの祝い事や葬儀の時に使用されるくらいで、通常の通信手段として用いられることはありません。
祝電や弔電って聞いたことないですか?
アレが電報です。

電報とは、電気通信を利用した文書配送サービスのことです。
通信内容を電気通信で伝送し、それを紙などに印刷して配送します。

この電報は、1850年辺りから欧米でもよく使用されていました。

電報は通信ですので、もちろん通信料金がかかります。
この料金は、文字数に依存します

現代では通信は当たり前のように行っていますが、電報は昔だと希少な技術でした。
当然、料金も今より昔の方がかかります。
その為、電報で送る文はなるべく短くしたいんですね

長々と電報について説明しましたが、なんで[pls]が生まれたのかわかったのではないでしょうか?
電報を用いる際に少しでも節約するために生まれたんです。
その名残が現代まで続いているわけです。

だから、電報を用いる機会の減っている現代では[pls]にする必要は特に無いんですよ。
単純に6文字が長いと思う方が使っているのでは?

4.[please]の他の表記について

個人的には[pls]でも異質だったのですが、[please]の略語は他にも存在します。
それは[plz]です。
なんか“z”が出てきましたね。

この“z”は、「プリーズ」という発音に関連付けています。
“ズ”だから“z”にしたんです。

[pls]は先程述べた通り古くから存在する略語ですが、[plz]に関しては比較的新しい略語です。
オンラインゲームのチャットのやり取りから生まれた略語なので、少しでも入力の手間を減らそうとして使われ始めたわけです。
…じゃあ既に存在する[pls]を使えよと思うのは私だけなんですかね?
多分[pls]の存在を知らない人が使い始めてそのまま定着したんでしょうけど。

ちなみに、ドイツ語だと[plz]は郵便番号の略語を指しています。
他にも同音異義語は存在するので注意しましょう。

以上、「文頭に[pls]と付くとどんな意味になるのか」についてでした。