【言葉の意味の違い】 『体』と『身体』の違いをわかりやすく解説!

言語

普段何気なく使っている言葉でも、よく考えると本当に正しい使い方ができているのか疑問に思うことはありませんか?
私はたまにあるので、辞書で調べて意味を噛み砕いてまとめたのが本記事です。
調査して考えた結果『多分こうだろう』という結論を載せていきますので、参考程度に留めていただけると幸いです。

今回は、『体』と『身体』の意味の違いについてです。
基本的に結論だけ見ておけば知りたいであろう内容は載っていると思います。
より詳しく、雑学として知っておきたい場合は以降の項にも目を通してみましょう。

1.結論

簡単に言えば、肉体を表しているなら「体」心身を表しているなら「身体」です。

ただし、「身体」に関しては常用漢字ではないので、本来は「からだ」と読まずに「しんたい」と読みます
その為、公的な文書に「身体」と書くと強制的に読み方が「しんたい」となる点には注意が必要です。

2.辞書から考える

まずは「体」の意味…と行きたいところですが、「からだ」と読む場合は「体」も「身体」も同じ意味として扱われています。

① 人や動物の肉体。(イ) 「「魂」を宿すものとしての肉体。頭、胴、手足のすべてを含めていい、失心・睡眠・放心などによって、一時的に意識を失った状態での肉体をもいう。

引用:weblio国語辞典 精選版 日本語大辞典

ですが、「身」単体の意味を調べてみると、以下のような記述があります。

1 生きている人間のからだ。身体。「茂みに身を隠す」「装飾品を身につける」
2 わが身。自分自身。「身を犠牲にする」「だまっている方が身のためだぞ」「身の危険を感じる」
3 自分が何かをやろうとする心。誠心。「勉強に身が入らない」
4 地位。身分。立場。「身のほどをわきまえる」「家族を扶養する身」「他人の身になって考える」
5 皮や骨に対し、食べられる部分。肉。「魚の身をむしる」「身の小さな蛤(はまぐり)」。

引用:weblio国語辞典 デジタル大辞泉

「体」と「身体」は「心」を含めない単純な肉体を指していて、「身」は肉体だけでなく「心・精神」を指しているということになります。
確かに『身を引き締める』とか『身のほどを弁える』とか言いますもんね。

この場合、「身体」は「体」の意味と「身」の意味を両方内包していると考えるべきでしょう。
つまり、「身体」に関しては「心身」を表していると考えられます。

3.実際の使用ケースを考える

辞書だと意味が被っている「からだ」ですが、実際の使い方を考えると明確な違いがあります。

例えば、「体」という漢字を使用した熟語には、「車体」・「機体」・「液体」などがあります。
「心」が宿っていないのはもとより、そもそも生物ではないですよね?
つまり、有機物/無機物関係無しに本体部分を表すなら「体」という漢字は使用するのです

「身体」は実は常用漢字では無いので、あまり使用例が出てこないです。
ですが、「身」の意味である「地位」・「身分」・「立場」って動物の中でも人間にしか無いものですよね?
その為、「身体」を使用する場合、対象が人間になっているのが自然なようです。

色々言いましたが、結局は心の有無で使い分ければ良いと思います。

  • 『お体を大切に』⇒体を心配している
  • 『お身体を大切に』⇒心と身体を心配している

以上、『体』と『身体』の意味の違いについてでした。


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