【資産運用の手引き】 上場している投資信託 ~ETF・ETN・J-REITとは何なのか?~

金
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家庭を築いて子供が何人欲しいだとか、とにかくお金を稼ぎたいだとか、誰しも将来を夢見ることはあると思います。
ただ、どんな願いがあるにしろ、この世の中では“お金”が大切になります。
そのために、貯金をしたり、保険に入ったり、投資をしてみたり、色々とやり繰りしなければならないことがあるんですよね。
そんな人生設計の知識が関係するファイナンシャルプランナー(FP)について紹介していきます。

今回は「上場している投資信託(ETF・ETN・J-REITとは何なのか)」についてです。

1.初めに

投資信託とは、多数の投資家から集めた資金を基に投資運用の専門家が株式・債券・不動産・海外資産などに分散投資をし、その運用で得た利益を投資家に還元する仕組みの金融商品のことです。

そんな投資信託ですが、“上場している投資信託”というものが存在します。
初めて聞くとイメージができないかと思います。
上場しているファンドってどういうことだと。
アメリカに多い会社型投資信託とは別物です。

今回はそんな上場している投資信託について解説していきます。

2.会社型投資信託との違い

まず、上場している投資信託と、会社型投資信託は何が違うのかを先に説明します。
これに関しては、表で特徴を見比べてみるのが早いです。

図1

つまり、日本の上場している投資信託は「投資信託×株式の売買方式」となっていて、会社型投資信託は「投資信託×会社の形態」になっているだけです。
要するに、上場している投資信託は、投資信託なのに株式と同じように証券取引所で売買できるタイプの投資信託なのです。
上場している株と同じ扱いになる投資信託だと覚えておきましょう。

3.日本で上場している投資信託の種類

日本で上場している投資信託の種類は、主に大きく分けて3つになります。

  • ETF
  • ETN
  • J-REIT

他にも細かな種類はあるようなのですが、日本だと大体このどれかに位置します。

ETF(上場投資信託)

[Exchange Traded Fund]の略称で、正式名は上場投資信託となります。
名称がそのままで、証券取引所に上場している投資信託のことを指しています。

先程述べたように、投資信託でありながら株式と同じように証券取引所で取り扱われているので、一般的な投資信託のように1日1回の基準価格でしか売買できないということはありません。
取引時間中ならリアルタイムで価格が変動し、リアルタイムで売買できるというハイブリッドな商品です。

指値注文・成行注文・信用取引も可能で、手数料は比較的低めです。
多くは日経平均株価やTOPIXに連動するインデックス運用(市場平均に乗る運用のこと)になっています。
アクティブ運用(市場平均を上回ろうとする運用のこと)のETFが無いというわけではありません。

ちなみに、海外の指数に連動したETFもあります。

ETN(上場投資証券)

[Exchange Traded Note]の略称で、正式名は上場投資証券や指標連動証券と呼ばれています。
[Note]は[債券]のことなので、証券取引所で売買できる債券がETNです。

発行体(証券会社や銀行)の信用をもとに特定の指数に連動することを約束した上場債券という扱いになる為、実際に資産を保有しません。
ちょっとわかりにくいと思うので、「金融機関が『この値動きに連動させます』と約束して発行する約束手形みたいな商品」だと思ってください。

300円するのり弁があったとして、「こののり弁の入れ物は中身が入ったのり弁と同じ価格で連動します」という約束をして、その入れ物だけ保有しているようなイメージです。
その性質上、発行体が倒産したら価値が暴落する可能性があります。
「こののり弁の入れ物は中身が入ったのり弁と同じ価格で連動します」と保証していたところが潰れるわけなので、手持ちが本当の意味でのただの入れ物だけになるからです。

こんなの何の意味があるのかと思うかもしれませんが、ETFでは買えない特殊な指数に投資できるというメリットがあります。
「どうしてもこの指数に連動させたい!」という思いがなければ関わることはないと思います。

J-REIT(上場不動産投資信託)

[Japan Real Estate Investment Trust]の略称で、正式名は(日本版)上場不動産投資信託です。
日本の上場不動産投資信託だから[Japan]がくっついている名称になっているというわけです。
なので、割と“J”が省略されてREITと表記されていることもあります。

J-REITは、不動産に投資するタイプの投資信託が法人化されて上場したものを指しています。

手法は単純で、まずは投資家から集めた資金で不動産を購入します。
その購入した不動産の賃貸収入や売却益を投資家に分配して還元します。
このタイプの投資信託が、ETF同様に証券取引所に上場しており、株式と同じように売買できるようになっています。

ちなみに、J-REITの分配金は配当控除の対象になりません。
株式だと、法人税→配当→所得税という二重課税構造になっているので配当控除の必要があるのですが、J-REITの場合は利益の90%以上を分配すると法人税がほぼかからない(実質0)です。
税金の話はまたどこかでまとめると思いますので、税率は株式と同じ約20%になっているという点だけとりあえず覚えておくといいかもしれません。

以上、「上場している投資信託(ETF・ETN・J-REITとは何なのか)」についてでした。