音域とは、音の高さの範囲・領域のことです。
声域は音域の声バージョンです。
音域について知っていると、自分の出せる声域の幅を認識できるようになる為、歌える曲・歌えない曲の判断が容易になります。
なので、カラオケが好きな人は知っておきたい内容です。
私はほぼ毎週カラオケでストレス発散しているジャンキーですので、その辺りの知識って知っておいて損はないんですよね。
ということで、今回は音域の見方と声域についてまとめてみました。
1.音域の見方
早速ですが、音域の見方の説明に入っていきます。
音楽の授業で、「ドレミファソラシド」という音階を習ったことがあるかと思います。
音階は、ピアノの鍵盤上では以下の図のように割り付けられています。
「ド」は黒い棒(黒鍵)が2つ並んだところのすぐ左の白い棒(白鍵)に位置するということです。
この状態では、曲の最高音が黒丸の位置の「ド」だと言いたくても、「ド」が複数存在するのでうまく指定ができません。
そこで、音域を説明する為に便利な表記があります。
「ラシドレミファソ」の並びを「ABCDEFG」に置き換えます。
「ド」が「C」に該当すると覚えましょう。
この「ABCDEFG」の並びを1セットとし、そのセットには階級が設定されています。
階級が上がる(鍵盤上で右に進む)ほど音は高くなります。
図の「mid1」、「mid2」、「hi」が階級を表しています。
「mid1」の階級の「C(ド)」に値する音を「mid1C」というように表記します。
つまり、同じ「ド」でも「mid1C」、「mid2C」、「hiC」という階級を用いた表記をすることで、どの高さの「ド」なのか判別できるようになっています。
ちなみに、階級は厳密にはもう少しあります。
鍵盤が長くなりすぎて載せきれませんでしたので、簡易図にまとめました。
lowは低い、middleは中間、highは高いという意味なので、そのままですね。
「ドレミファソラシド」と高さの異なる同じ音にたどり着くまでに8段階音程が上がる為、この音階のことを「1オクターヴ」と呼びます。
8番目を意味するラテン語の「octavus」が語源になっているようです。
「hiA」に対して「mid2A」は「1オクターヴ」下、「hiA」に対して「mid1A」は「2オクターヴ」下ということになります。
俗に言う「オクシタ」とは「オクターヴ下で歌っている」ことを指します。
他にも音域の表記方法はあるようですが、本ブログで出てくるのは上記の表記方法のみなので説明は割愛します。
音域の見方についての説明は以上です。
2.自分の声域はどの程度??
次に、自分の出せる声域の把握方法について書いていきます。
カラオケで「精密」や「分析」と付いた採点ゲームの類いを入れると、採点結果画面に鍵盤が表示されます。
カラオケの機種の1つである「LIVE DAM」では以下のように表示されます。
※ 「JOYSOUND」も似たような表示をされます。
曲の音域が明るい色で表示されている範囲です。
この図で「ド」と表示されている箇所が「hiC」です。
つまり、この曲の場合は最低音mid1G~最高音hiCの音域で構成されているということになります。
出せていない・歌えていない音域がある場合は赤塗りになり、✕が付きます。
この機能を利用すれば、自分の出せる音域が大体把握できます。
ちなみに、一般男性の地声最高音はmid2F~mid2G、一般女性の地声最高音はhiB~hiC程度です。
男性アーティストの場合でさえ最高音hiA以上の曲が多いので、一部の男性の方はカラオケに誘われると大変苦労するかと思われます。
私も昔は地声最高音mid2F#で苦しんだものですよ・・・。
ついでに言うと、近年は無駄に高音に特化した曲が増えてきているので、男性アーティストでも最高音hiCレベルの曲はザラにあります。
髭男とかね。
なので、これから友達と初めてカラオケに行くという状況に陥った場合、知っている曲がどの程度の音域になっているかはある程度把握しておいた方が良いです。
昔従姉に無理やりカラオケ連れて行かれ、ゆずの栄光の架け橋とドラえもんのOPしか知らずに地獄を見た私が言うんです。
先人の言葉は聞いておくべきですよ…ほんとにね…。
まあ、大学生になった辺りからカラオケの楽しさに芽生えて苦手意識が完全に消滅しましたけどね。
人は努力で変われるんです。
自分の声域の把握方法については以上です。
3.本ブログと音域の関係
ここまで音域・声域についてのお話をしてきました。
何故そんな話をしたかというと、本ブログにカラオケ配信曲の音域を載せているからです。
※ 以下、どうでも良い語りが続くので、興味の無い方は読み飛ばしちゃって下さい。
私はカラオケが好きです。
普段からあまり声を張り上げるタイプでは無い為、大声を出すことがストレス発散になっていることが大きいです。
なので、頻繁にカラオケに行くわけですが、いつも思うことがあります。
「LIVE DAM」と「JOYSOUND」どちらかにしか入ってない曲があるけど、いつも忘れるんだよな・・・。
私は曲を幅広く聴きます。
一般的に聴かれているまとも(?)なアーティストの曲も聴きますが、ゲームやアニメの曲の方が好みだったりします。
ほぼゲーム未プレイ、アニメ未視聴の曲だけ好きなエセオタクですけどね。
アニメの曲はまだしも、ゲームの曲はマイナーな曲が多いので、カラオケ機種に曲が入っていたり入っていなかったりということはザラにあります。
毎回調べるのもスマホでメモするのも曲が膨大なので面倒ですし、曲によっては本人映像やアニメ映像が流れるといった違いもあり、『何か簡単に把握できるモノがあったら便利なのになぁ』と考え、そこで私は閃きました。
自分で作れば良いのでは?
こんな過程で本ブログが誕生しました(笑)
『それならついでに音域も調べて載せておけば便利さが増すかな?』という思いつきで音域についても記載しています。
以上のような軽いノリで始めたブログですので、あまり更新されなかったり、多少間違っていても生易しい目で見ていただけると助かりますm(__)m