今回は「しきい値(閾値)(スレッショルド)」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
その対策として、本ブログでは記事中に登場する一部の用語(※よくある青字下線表示をしてある)をクリックすると、別途その用語についてまとめた記事へ移動させるような形式を取っています。
そのまとめ記事の一部が本記事となります。
その為、まとめてある内容は基本中の基本で、『おそらくこんな意味なんだろうな』と理解してもらうのを目的としています。
わかりやすくがモットーです。
なので、難しい言い回しは極力避けますし、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので言葉遣いもゆるゆるにしていきます。
用語の一覧は本ブログトップの「用語集」というボタンから閲覧できるので、他にも気になる用語があったらそこを覗いてみてください。
2.しきい値(閾値)(スレッショルド)とは?
しきい値[threshold]とは、簡単に言えば判定の変化点のことです。
スレッショルドや閾値(いきち)と呼ばれていることもあります。
例えば、テストの合格ラインが81点以上で合格、80点以下は不合格という具合に定められていたとします。
この例でいうところの合格/不合格の境目がしきい値です。
あと1点で天国と地獄が決まるという運命の分かれ目がしきい値なのです。
しきい値の場合、明確に何かが切り替わってしまうので、データシートに書かれている最大値などと混同しないように注意しましょう。
エレベーターの最大積載量が1,000kgだったとして、1,000kgが最大値なら1,000kgを積んでもギリギリ大丈夫かもしれませんが、1,000kgがしきい値だったらエレベーターが落下するとイメージしてください。
同じように考えてしまうと危ないでしょう?
まあ、どちらにしろそんな制限ギリギリで使用するなという話ですが。
そもそも[閾]という漢字には[境界・仕切り]という意味を持ちますし、[threshold]の意味は[しきい値・敷居]なので、漢字や英語の意味を知っていればどんな意味を持つ言葉なのかは想像できます。
『このラインを超えたらAになる』、『このラインを下回ったらBになる』という具合に条件付けをするための基準が出てきたら、それはしきい値なのです。
3.まとめ
しきい値(閾値)(スレッショルド)とは、判定の変化点のことです。
以上、「しきい値(閾値)(スレッショルド)」についてでした。