【仕事で耳にする社会/経済用語】 VAとVEの違いとは?コスト検討のための手法について解説!

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会社では様々な略語が飛び交います。
慣れてくると理解はできるのは当然なのですが、誰しも最初はわからないものです。
なのですけど、こういった用語に限ってちゃんと説明してくれないんですよね。
というのも、それらの用語を使っている人も何となくしか理解していないことが多いので、説明ができないことが多いんですよ。
そんな仕事で耳にする用語の意味をまとめてみました。

今回は「VAとVE」についてです。

会社で脈拍も無く“VA検討”という用語が出てきたので調べてみたところ、“VA”と一緒に“VE”について解説されていることが多かったです。
なので、VAとVEのそれぞれの意味と違いについてまとめています。

1.初めに

わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。

残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。

なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。

ちなみに、仕事で耳にする社会/経済用語に関しては一箇所にまとめておきたかったので、別の置き場を作っています。
他の用語も気になった場合は記事最下部のリンクから確認してみてください。

2.VEとは?

先にVEから説明します。

VEとは、[Value Engineering]の略称です。
意味は[価値工学]になります。

VEとは、設計段階で製品の品質を落とすことなくコストダウンを実現するための組織的な手法・活動のことです。
要するに、設計段階で顧客の要求を叶えつつコストを最小に抑えるためにはどうすれば良いのかを考えて実行するという会社ならやってて当たり前のことがVEです。

モノを売るならコストは抑える。
コストを抑えても顧客ニーズは押さえる。
コストを下げる代わりにお客様の求める機能を削減したら本末転倒ですからね。

その為、以下のような検討はVEに値します。

  • 金型や治具のコストが安くなるように、製品の構造・形状・材料などを再検討する。
  • ある部品のコストが高いので、別メーカに依頼して代替品候補を挙げてもらう。
  • 予定している生産拠点で使用実績のある部品を使用し、余計な在庫管理をしなくて済むようにする。

上記のような検討をして設計段階の製品のコストダウンを図ることをVE検討とかVE活動と呼ぶわけです。

3.VAとは?

VAとは、[Value Analysis]の略称です。
意味は[価値分析]になります。

VAとは、既に市場に出回っている製品を再度見直してコストダウンを実現するための組織的な手法・活動のことです。
一度売りに出したけど、『まだまだここがコスト削減できるよね?』と考えるのがVAです。

当然ながら既に発売している製品なので仕様変更などは無理です。
カタログスペックが変わってしまいますからね。
また、製品の生産も日々実施しているので、生産工程を止める必要があるような変更も不可能です。
やるにしても、生産を止めるタイミングを見計らって切り替える必要があるので、しっかりと日程を決める必要があります。

その為、使用部品の共通化やヒートシンクの材質変更など、部品レベルの小規模な改善策が多くなります。
それにしても変更することでEMCの結果などの性能が悪化する可能性も否めないので、VA検討する場合は尚更慎重に進める必要があります。
変更して市場不具合が多発したらヤバいからね。

4.VEとVAの違い

VEとVAは、どちらも製品の品質や機能を落とすことなくコストダウンを実現するための手法を指しています。
ただし、VEは設計段階での検討VAは量産段階より後の既存製品に対する検討となります。
時期の違いなんですね。

基本はVE検討をして、どうしても販売までに検討しきれなかった部分をVA検討するというイメージで良いと思います。
VE検討できるのにやらない理由が無いですからね。

ちなみに、私がVAという言葉を認識したのは、試作の段階で上司から『電子部品の代替ができないか部品調達Gからメールが来たよ』というTeamsチャットが届いたからです。
VA提案という件名で。
これVE提案では

以上、「VAとVE」についてでした。