今回は「ラッチング」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.ラッチングとは?
電気分野の業務に関わっていると「ラッチングした」という用語を耳にする機会があります。
大体の意味は推測できるのですが、調べて見ると碌に情報が出てこないので用語として正しいのかは不明です。
業務中や企業のホームページの説明で使われているラッチングという言葉から意味を推測しています。
ラッチ[latch]は[掛け金・かんぬき]、つまり固定する何かのことを指しています。
なので、状態が固定される現象のことをラッチングと呼んでいます。
例えば、何かしらの異常をCPUが検知して回路を遮断しているとします。
この時、異常を解決した上で電源を入れ直さない限り回路を遮断し続けるようにCPUの設定していたとします。
よくある安全対策ですね。
その為、ソフトウェアをリセットするような操作をしたとしても、エラーが出たままで回路を遮断し続けます。
これがラッチングという状態です。
異常検出エラーという状態を固定(維持)しているでしょう?
3.まとめ
ラッチングとは、何かの状態を固定する現象のことです。
以上、「ラッチング」についてでした。