今回は、「BNCケーブル」についての説明です。
1.初めに
一言でケーブルといっても、種類は多々あります。
例えば、以下のような名称のケーブルなどがあります。
- キャブタイヤケーブル
- フラットケーブル
- FFC(フレキシブルフラットケーブル)
フラット(=平らな)ケーブルなんかは名称からどんなケーブルなのか想像できますが、キャブタイヤケーブルのように名称からどんなケーブルなのか想像できないケーブルも結構あります。
ということで、今回はBNCケーブルについてまとめてみました。
2.BNCケーブルとは?
BNCケーブルとは、BNCコネクタという着脱式のコネクタを取り付けた同軸ケーブルのことを指しています。
映像・無線・放送・計測機器などの接続に最も一般的に使用されているケーブルです。
BNCケーブルは以下のような見た目をしています。

この先端に付いている丸いコネクタがBNCコネクタです。
パッと見からは連想できないかもしれませんが、実はオシロスコープのプローブは片側にBNCコネクタが使われています。
相手側(オシロスコープに付いているリセプタクル側)のガイドに合わせて挿入し、リングを時計回りに軽く回転させるだけで簡単にロックされる構造になっています。
非常に接触が安定して振動にも強く、同軸ケーブルを使用しているので高周波の伝送に向いています。
だから、様々な機器に使われているんですね。
BNCケーブルは、機器同士を接続する用途で両端共BNCコネクタが付いているタイプの他に、片側が切離しになっているタイプやワニ口になっているタイプなどがあります。
どのタイプにしろ同軸ケーブルなので2極しかないですけどね。
ちなみに、BNCは[Bayonet Neill Concelman]の略称で、上記の嵌合方式のことをパヨネット方式(Bayonet方式)と呼び、Neill Concelmanはコネクタのメーカの名称らしいです。
色々と諸説があるみたいなので、これが正しいのかは不明ですけども…。
3.BNCケーブルの種類と選び方
BNCケーブルは同軸ケーブルの一種なので、公称インピーダンス(スピーカーやヘッドホンなどの機器が大体このくらいのインピーダンスで動作しますよという目安として定められた代表値のこと)の関係から、特性インピーダンスが50Ωと75Ωの2種類のラインナップが存在します。
送受信対象機器に合わせたインピーダンスの選定が必要で、50Ωは主に無線機や測定器などの電力の伝送用、75Ωは主にテレビ受像機などの放送や映像・音声信号伝送用に使用されます。
また、18GHzを超えるような高周波を取り扱う場合は専用のケーブルが必要になることがあるそうです。
大体の検証用途だと精々数kHz~十数MHz程度で足りることが多いので、そんな特殊ケーブルを使ったことはありませんが…。
あとは、ケーブル長が長ければそれだけ損失が増えるので、あまり長すぎないものを使いましょう。
以上、「BNCケーブル」についての説明でした。



