【コネクタ情報まとめ】 TE / D3200シリーズ

電気電子
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個人的によく使用するコネクタをシリーズごとにまとめました。
企業によってはハウジングやコンタクトの名称の付け方が異なるので、自分のルールで統一しています。
全てを載せてあるわけではないので、もっと詳しく知りたい場合はデータシートのリンクをページ最後に用意してあるのでそちらからどうぞ。

このページはTEのD3200シリーズについてまとめています。
D3200シリーズはD3000シリーズの一部であり、D3000シリーズはダイナミックシリーズという分類です。

※ TEは、AMPやTYCOと呼ばれていることもあります。

コネクタの用語・基礎部分・他のコネクタへのリンクは以下の記事にまとめてあるので、参考にしてください。

コネクタ情報一覧
本ブログでまとめているコネクタの一覧です。個人的に過去に使用実績のあったものをまとめています。

コネクタ情報

定格電流パターン①:15A(1極:AWG16使用時)
定格電流パターン②:12A(3極:AWG16使用時)
定格電流パターン③:9.5A(6極:AWG16使用時)
定格電流パターン④:8.0A(16極:AWG16使用時)
定格電圧:600V AC/DC
使用温度:-55~+105℃

5.08mmピッチの高電圧タイプ。
D3000シリーズには標準ピッチタイプ(3.81mm)高電圧ピッチタイプ(5.08mm)の2種類がある。
D3200シリーズに関しては高電圧ピッチタイプのみ。
プリント基板用・中継接続用のコネクタ。
パネル取付品あり(リセプタクルハウジング側)。
モジュラタイプのコネクタ(3極×2と6極のコネクタを選んで挿入できるようなタイプ)あり
ドロワタイプのコネクタ(パワーサプライの底面などに取り付けて見えないところで嵌合させるタイプ)あり

接続パターン

※ □には数字が入り、極数によって変化します。

《D3200S》※ 1列タイプ。Single-lowの”S”。

《D3200M》※ 2列のモジュラタイプ。⑦はドロワタイプのハウジング。

《D3200T》 ※ 3列のモジュラタイプ。Triple-lowの”T”。

※ 挿し間違え防止の工夫としてXキーとYキーという2種類のハウジングが用意されています。私はXキーしか使用していないので、このページにはXキーしか載せていません。また、ハウジングの色が黒のもののみ記載してあります。詳しくはページ下部のPDFを参照してください。

《1ピンの位置》
※ 大体の位置を把握する為の簡易図(使い回し)なので、実物と形状は異なります。

型番

コンタクト

コンタクトはD3000シリーズ共通です

ソケットコンタクト
※ プラグハウジングに使用。

型番適用導体(mm2)適用導体(AWG#)絶縁体外形(mm)備考
175194-□
1-175194-□
0.08~0.2028~240.8~1.4連鎖状
175216-□
1-175216-□
0.08~0.2028~240.8~1.4バラ状
175195-□
1-175195-□
0.20~0.5024~201.2~2.6連鎖状
175217-□
1-175217-□
0.20~0.5024~201.2~2.6バラ状
175196-□
1-175196-□
0.50~1.2520~161.8~2.8連鎖状
175218-□
1-175218-□
0.50~1.2520~161.8~2.8バラ状
917484-□
1-917484-□
1.25~2.2016~142.2~2.8連鎖状
917511-□
1-917511-□
1.25~2.2016~142.2~2.8バラ状
353715-□
1-353715-□
1.25~2.2016~143.1~3.8連鎖状
353717-□
1-353717-□
1.25~2.2016~143.1~3.8バラ状

型番の上段は標準接点圧タイプ、下段は高接点圧タイプになっています。
標準接点圧タイプは金メッキのものしかないです。

□には2・3・5の何れかの数字が入り、それぞれ以下のようなメッキ処理になります。

2:0.38μm厚金メッキ
3:0.76μm厚金メッキ
5:スズメッキ

ピンコンタクト
※ リセプタクルハウジングに使用。

型番適用導体(mm2)適用導体(AWG#)絶縁体外形(mm)備考
175184-□0.08~0.2028~240.8~1.4連鎖状
175287-□0.08~0.2028~240.8~1.4バラ状
175185-□0.20~0.5024~201.2~2.6連鎖状
175288-□0.20~0.5024~201.2~2.6バラ状
175186-□0.50~1.2520~161.8~2.8連鎖状
175289-□0.50~1.2520~161.8~2.8バラ状
917485-□1.25~2.2016~142.2~2.8連鎖状
917512-□1.25~2.2016~142.2~2.8バラ状
353716-□1.25~2.2016~143.1~3.8連鎖状
353718-□1.25~2.2016~143.1~3.8バラ状

□には2・3・5の何れかの数字が入り、それぞれ以下のようなメッキ処理になります。

2:0.38μm厚金メッキ
3:0.76μm厚金メッキ
5:スズメッキ

D3200Sシリーズ プラグハウジング/リセプタクルハウジング

中継接続用_①プラグハウジング
プリント基板用_②リセプタクルハウジング・DIPタイプ・ストレート
プリント基板用_③リセプタクルハウジング・DIPタイプ・ライトアングル
中継接続用_④リセプタクルハウジング・パネルロック無し
中継接続用_⑤リセプタクルハウジング・パネルロックあり

極数①型番②型番③型番④型番⑤型番
21-178128-21-917337-□1-179276-□1-179552-21-179553-2
31-178128-31-178136-□1-178138-□1-179552-31-179553-3
41-178128-41-917338-□1-179277-□1-179552-41-179553-4
51-178128-51-316132-□1-316130-□
61-178128-61-316133-□1-316131-□

□には2・3・5の何れかの数字が入り、それぞれ以下のようなメッキ処理になります。

2:0.38μm厚金メッキ
3:0.76μm厚金メッキ
5:スズメッキ

実はSMTタイプも地味にありますが、個人的に全く使用する予定がない上に種類も少ないので載せていません。
SMTタイプを使いたい方はページ下部のPDFを参照してください。

D3200Mシリーズ プラグハウジング/リセプタクルハウジング

中継接続用_⑥プラグハウジング
モジュール接続用_プラグハウジング
プリント基板用_⑧リセプタクルハウジング・DIPタイプ・ストレート
プリント基板用_⑨リセプタクルハウジング・DIPタイプ・ライトアングル
中継接続用_⑩リセプタクルハウジング・パネルロック無し
中継接続用_⑪リセプタクルハウジング・パネルロックあり

※ プラグハウジングとしては①も使用可能です。極数の合っているものを選定してください。
※ ⑦はドロワタイプのコネクタ(パワーサプライの底麺などに取り付けて見えないところで嵌合させるタイプ)です。

極数⑥型番⑦型番⑧型番⑨型番⑩型番⑪型番
61-178129-61-917266-3178140-□1-178139-□1-179554-31-179555-3
101-917659-51-917657-□1-316080-□
121-917659-61-917658-□1-316081-□1-179554-61-179555-6
201-917659-81-179555-8

□には2・3・5の何れかの数字が入り、それぞれ以下のようなメッキ処理になります。

2:0.38μm厚金メッキ
3:0.76μm厚金メッキ
5:スズメッキ

D3200Tシリーズ プラグハウジング/リセプタクルハウジング

中継接続用_⑫プラグハウジング
プリント基板用_⑬リセプタクルハウジング・DIPタイプ・ライトアングル

※ ⑫は①と⑥の一部のハウジングが流用されてたもの。

極数⑫型番⑬型番
31-178128-3
61-178129-6
91-1123624-□

□には2・5のどちらかの数字が入り、それぞれ以下のようなメッキ処理になります。

2:0.38μm厚金メッキ
5:スズメッキ

※ ⑪に関しては①の一部がそのまま流用されています。

データシートリンク

見やすいデータシートはあったのですが、TE社のサイトのどこに置いてあるのかはよくわかりませんでした。
カタログPDFらしきものが検索すると直接出てくる為、その中から一つをピックアップしました。

載っているページは以下の通りです。

  • D3000シリーズコンタクト:P38
  • D3200S:P46~48
  • D3200M:P49~53
  • D3200T:P54

ちなみに、英語表記の別のカタログだと載っている種類に違いがあります
このページは日本語版についてしかまとめていませんので、「-」となっている部分は実は英語表記だと載ってることもあります。
海外向けとかで差異があるんですかね?

《カタログPDF》

https://www.te.com/content/dam/te-com/documents/about-te/marketing/jpn/dynamicseries.pdf

参考として、英語版のカタログ場所も載せておきます。
以下のリンク内の「データシート/カタログページ」のPDFを参照してください。

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