今回は「昇圧と降圧」についてです。
1.初めに
わからない用語を調べた際、用語の説明をするために他の用語が出現してくるので結局何を意味するのかわからなくなったという経験はありませんか?
私は結構あります。
特に、業界特有の用語なんてその業界の方は知ってて当たり前のように使用してくるので、全く解読できなかったりします。
残念ながら、本ブログに関しても同じことが言えます。
人それぞれどこまで理解しているかは当然異なってきますので、万人が理解できる記事を書くというのは不可能なのです。
超初心者に合わせて毎回基礎中の基礎から説明してたら本題に入れませんからね。
なので、本サイトでは基本的な用語から専門的な用語まで個別にまとめ、簡単に検索できるような構成にしてあります。
もしわからない単語が出てきたら、画面右もしくは最下部に表示されている「サイト内を検索」から用語を検索するか、トップの「用語集」ボタンにまとめた取り扱い用語一覧から目的の用語を検索してみてください。
2.昇圧とは?降圧とは?
昇圧とは、入力電圧を変換したら出力電圧の方が高くなることを指しています。
その名の通り、電圧値が上昇するのです。
私たちの身の回りには様々な家電製品が存在し、大体はAC100Vで動作しています。
TVも冷蔵庫も洗濯機も、全部コンセントに繋いでいるでしょう?
あそこからAC100Vが入ってきているのです。
なのですが、工場などでは、AC200Vで動作する機器などが存在することがあります。
そんな時に、トランス(変圧器)などを使用して昇圧するのです。
逆に、入力電圧を変換したら出力電圧の方が低くなることを降圧と呼びます。
家庭用コンセントにAC100Vが入ってきていると述べましたが、実際は供給された機器内で必要に応じて変換されています。
具体的には、交流から直流に変換し、そこから降圧していることが多いです。
例えば、AC100VからDC24Vを作り出しておいて、そこから更に降圧してDC5.0VやDC3.3Vなどを作り出す回路なんかはよくあります。
なぜこんなことをしているのかというと、搭載されているICの動作電圧が必ずしも揃っているとは限らないからです。
特に、5.0V駆動と3.3V駆動のICが混在しているということはよくあります。
最初から交流を直接5.0Vや3.3Vに変換することも可能ではあるのですが、それをすると無駄に場所を取るようになるので、素直に順々と降圧した方がスッキリしたりするんですよ。
3.まとめ
昇圧とは、入力電圧を変換したら出力電圧の方が高くなることを指しています。
逆に、入力電圧を変換したら出力電圧の方が低くなることを降圧と呼びます。
以上、「昇圧と降圧」についてでした。